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February 2004

2004.02.24

カラオケ亡国論

 新・東越谷通信に「銀座で酒を飲む場合」という話が披露されている。遡ると擬藤岡屋日記の「銀座の雀?」、CLASSICAの「文壇」と続くのだが。

 で、当方は銀座と言っても、「クラブ」はおろか「バー」にも言ったことはない(と思う、多分)。ショット・バーは地元のある店に通い続けている。最盛期(15年くらい前か)には、飲み会を2軒ぐらい山手線の内側でやっつけて、終電近くに吉祥寺に戻り、そのあと2時間くらい一人で止まり木、何てこともしていたのであるが、最近は体もいたわるようになり、そう無茶はしない。

 といって(話を銀座に戻すと)、和民とか北の家族とかではなく、職場の飲み会は結構銀座にセットされたりする。おそらく銀座にあっては新興勢力の、エスニック系の店や、中の上(というのも微妙な言い方だが)のイタリア系ないし和食系である。こういう店は、表通りの大きなビルの7階などに位置していたりする。

 まあ、こういうのは「銀座」とは言えないのだろうな、とは思うが。

 あ、付け加えると、「ライオン」は好きである。あのモザイク画?はまだ健在であろうか。

 ところで、本題は、謎の編集人@新・東越谷通信氏の、「酒とつまみと、共に飲む仲間との気のおけない会話以外に、何らの付加価値を見出し得ない性分」と言うところから来ている。これは、賛同しますねぇ、深く。まあ、じっと棚に並んだウィスキーボトルを見ながら、じーーっと黙っている、と言うのもありではあるが。これも、考えれば、自分との会話をしているのですよね。

 で、カラオケである。カラオケは嫌いである。カラオケは会話を阻害するからである。カラオケでは、歌う人、選曲する人がその場の大多数となり、会話可能性が減る。おまけにウルサイので会話が成り立たない。これは客同士についても言えることであるし、同様にお店の方との会話というのも成り立たない、というか、会話する手間を省くために、あるいは会話する能力のない店員でも店が成り立つように、カラオケが導入されたのだと、私は信じている。ニワトリと卵かもしれないが。

 昨今の企業人が新入社員に求める力の上位には、コミュニケーション力というのが来るそうだが(これは言うまでもなく「最近の若い者」にはコミュニケーション力が足りないとお嘆きの諸兄が多いということ)、カラオケなどの隆盛を許しておきながらそのようなことを口にするのは、天に唾するようなものではあるまいか。

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2004.02.23

ルイージの新譜

 友人から通報がありました。

 ルイージの新譜が出るそうです。マーラーの6番キリストの幼児だそうです。HMVのHPには両方とも新エディションでの新譜で「GIBシリーズの続編とも言える内容」となっていますが、「キリストの幼児」はGIBで出ていた形跡があります。また、マーラーの6番は、Sounds Supreme Production というシリーズで(やはりMDRのオケとの演奏が)出ていたのを見かけた、というご報告をガーター亭読者さまからいただいたことがあり、これと同じ演奏かどうか要検証です。当方作成のルイージ・ディスコグラフィは、こちら

 で、MDRのサイトを見ますと、今後の予定として、シュミット/「7つの封印の書」とマーラー/さすらう若人の歌&大地の歌が出るそうです。さらに、この新シリーズの発展に期待する次第です。

 ところで、ルイージのHPによると、マーラーの6番はスイス・ロマンドとの録音もあり(自主制作?)、さらにスイス・ロマンドとの「幻想交響曲」(亭主が存在を把握していたのはMDR響とのもの)、トーンキュンストラーとのレオノーレ第3番&シューベルトの「ザ・グレート」などというのもあるようです。知らない盤が結構あったのだなぁ。

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2004.02.21

「断想」の移行

 ガーター亭本館のコンテンツにガーター亭断想というのがあったのですが、内容、形式ともにこっちの方が据わりがいいので、ここ別館に引っ越ししました。

 ということで、昨年の8月から12月にかけて書いた8本をこちらに移してきましたので、ご笑覧あれ。右下の方の「バックナンバー」というところからたどり着けるはずです。

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2004.02.11

キリエ

 人間、誰しもミスをする。今回の上智大学の入試ミスだって、もちろん仕方ないことだ。ちょっと厳しいのは、神学部神学科(を含む複数の学科の共通問題)での出題で、ローマ教皇の名前を間違えてしまったことだが。

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2004.02.10

fabioluisi.com

わー、こんなものがあるのを発見しました。

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昨日のルイージ

もう、昨日になってしまったが、ローマでルイージがサンタ・チェチーリアの演奏会に出たらしい。共演はアッカルドでシベリウスのヴァイオリン協奏曲をやる。そしてメインはブルックナーの9番である。何だかソリストとオケと曲目の組み合わせが凄い。

聞いてみたい。

ところで、現在ルイージがシェフを務めているライプツィッヒのMDRのページには、ルイージ、ドレスデンへ栄転の報が載っていることを発見した。例によってドイツ語が読めないので、よく分からないが、ドレスデンだけでなくウィーンも兼務、ということも書いてある模様。で、ライプツィヒは勇退するのだと思うが、栄転元?がこういうニュースを載せることって珍しくないか?それともライプツィヒには残るのか。あるいは、行く先が勝負にならない相手なので淡々と載せているのか。

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坊主といえば

 指揮者の広上淳一氏が頭を丸めたそうである。ちょっと前からそろそろ潮時かな、と思っていたのだが。そう来ましたか。昨日(9日)の新日フィルの定期にその姿で登場したそうである。ちなみに、ワタクシ自身は未確認。ちなみに、メインはショスタコーヴィッチの15番だが、前プロに「ウィリアム・照る」序曲を配するという「ははーん」な選曲である。14日にも公演がある(ただし、こちらはプログラムは全然違って「悲愴」)らしいので、興味のある(>広上氏のイメチェンに)方はどうぞ。

 ところで、同業先輩に同様の経過をたどった井上道義氏がいる。もうほとんどの方の記憶には、彼の頭を丸めた後の姿しか残っていないであろうが、多分日本本格デビューであった70年代半ばの日本フィル定期(たしか「三角帽子」を振ったと思う)では、井上先生は長髪を振り乱していた。眼鏡はかけていたかどうかは定かでない。

 もともと井上道義を知ったのは、当時TRIOレーベル?から発売されていたザルツブルクのモーツァルテウムを振ったイタリア/未完成だったかのレコードだったのだが、今の風貌とは似ても似つかない黒縁眼鏡に長い髪だった記憶がある。画像が発見できないのが残念だが。。。

 その次に見たのは、ヨーヨー・マがソリストとして登場した(初来日だったかもしれない)東京都響の定期である。このときは、既に髪は短かったのではないだろうか。。。あ、「三角帽子」を振ったのはこちらだったかもしれない。とにかく、ドヴォルザークの協奏曲が素晴らしい出来で、本プロがすっかりかすんでしまったことを覚えている。

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2004.02.06

集中力?注意力?

 先日、とある駅でこんな光景を見た。

 列車が滑り込んでくる。「1番線に到着の電車は回送電車となりますのでどなたもご乗車できません」というアナウンスが流れる。普通、こんなアナウンスは1回限りだ。ところが、すぐにまたこの放送が繰り返された(肉声である)。明らかに1回目より大きな声。そしてすぐに3回目。口調が事務的ではない。強く押しつけるような感じである。
 ん、、、と辺りを見回すと、このアナウンスを無視して乗り込もうとしている男がいたのですね。それも駅員の割と近くである。気がついた駅員さんは、この男に向かって放送を繰り返していたわけだ。
 努力にもかかわらず、彼は乗り込んで座ってしまい、駅員さんもしかたなく乗り込んでいって「もしもし」と言うことで、ま、事なきを得た(そんな大げさなものではないが)のだが。

 最初に思ったのは、くだんの男はイヤホンをつけて音楽を聴いていたのではないかということ。だって、あれだけ言われてもまったく気づかずに乗車したのだから。でも、観察すると、そういうことはない。単に漫画を読んでいただけらしい。

 恐るべき集中力だ。

 私は、どうも集中できないタイプで、人から話しかけられても気づかずに本を読み続けることは苦手である(と少なくとも本人は思っている)。

 ちょっと話は飛躍するが、外国にいるとあまり親切にアナウンスはしてもらえないように思う。だから、耳を立てていないと痛い目に遭う(アナウンスは外国語だし)。日本の親切なアナウンスが、それに比較的注意を払わない行動様式を生み出しているのか、とふと思った。

 

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グリモーのクレド

 お気に入りのCDにも入れているグリモーのクレドだが、新・東越谷通信で取り上げられている。もっとも、私にとって「グリモー」の新譜である、これが、「サロネン」のDG契約第一弾ととらえられているようだが。
 さて、このCD、選曲は確かに大胆である。

 コリリアーノ/ファンタジア・オン・オスティナート
 ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」
     同   /合唱幻想曲
 ペルト/クレド

 で、いったいこれは誰のクレド(信条告白)なんだという、謎の編集者氏のご疑念であるが、これは、グリモーのそれである。ジャケット写真がグリモーのアップというのは、セールス面への配慮かもしれないが、ブックレットはグリモーの「はじめに」という文章(1ページ強)があって、マイケル・チャーチによるグリモーへのインタビュー(5ページ)が載っている。そして曲目解説(2ページ)、グリモーのバイオ(1ページ)という構成。
 で、この内容であるが、「はじめに」は「なぜ、音楽は存在するのだろうか?」なんて文から始まって、選曲の意図というか、まあ、ちょっと哲学的な小文となっている。インタビューの中でも、このCDのアイデアは全く自分のもの、このような風変わりな選曲の企画に同意してくれたDGに感謝している、などと言っているので、このアルバム自体が、彼女の音楽に対する「クレド」となっているのではないか、と。
 それにしても、このインタビュー、彼女のsynesthesia(音を聞くと色を感じるという感覚のことらしい)のこととか、オオカミ(彼女がオオカミと暮らしているというのは一部有名な話)への情熱のこととか、結構おもしろいので、必読かと。
 コリリアーノの曲の下敷きにしているオスティナートは、とある有名な曲なのだが、ネタバレになるので(知ってからも楽しめないと言うことはないが)ここでは書かない。

 CLASSICAによれば、このアルバム、DGのe-playerという企画にも近々載るそうだ。

 ついでに宣伝すると、DENON時代のアルバム5枚(ラフマニノフとかブラームスとかシューマンとか)が激安レーベルのブリリアントからBOXになって売り出されており、ファンにはこちらもお勧め。

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2004.02.01

見分けるのは難しいんですよねぇ。。。

 またも、メメンとモリさんのところで、面白いアーティクル(エントリーというのだろうか?良く理解していない)を発見。日本人と中国人と韓国人を写真だけで見分けるテストのサイト?が紹介されている。
 亭主も試みたが、18人中正解したのは6人。まあ、こんなものだろう。

 大分昔の話になるが、出張先のパリでなぜか中央郵便局でコピーを何十枚も取る羽目になったことがある。設置されているコピー機3台中2台は壊れており、その機械がまた、1フラン硬貨を1枚ずつ入れて1枚ずつコピーをとる(スタートボタンというものが存在しない)というもので時間がかかった(ポケットは大量の1フラン貨で膨らむし)。それに、そんなところで大量のコピーを取る迷惑者はいないので、非常に肩身の狭い思いをしながら(その後パリ暮らしを経験した後であればもっと平然とできただろうけれど)、順番を譲りつつこなしたのであった。
 で、最後に順番を譲ったマダムが取っているコピーの書類がふと目に入ったら、外国人の滞在許可証。そして国籍欄には"JAPONAISE"の文字が。。「日本の方ですか?」「あらぁ!日本の方?!てっきり中国人だとばっかり。」ちなみに私は彼女を東アジアの人だとすら思いませんでした。。。

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