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2004.11.08

ブラジリアより又はエアラインの食器

出張でブラジリアに来ている。初の南半球である。パリからでも13時間近くは乗るが、日本から24時間かかるのとは大違いで、一晩寝ると着く勘定でちょうど良い。こちらは雨季だそうで、夕方になると雨が降るとのこと。今も雷が鳴ってざーっと来ている。

で、本題のエアラインの食器の話にはいる。

(前に本館で書いたことがあるかもしれないが)ワタクシはエアラインの食器の収集を趣味としている。といっても、そのためにわざわざ未踏の航空会社の飛行機に乗ったりはしない軟弱な程度のものなのだが。

 今回、ヴァリグブラジル航空のフォークとナイフをゲットできたのは誠に喜ばしい。これで、JAL、ANA、エアフラ、ルフトハンザ、ラウダエアー、オーストリアエアー、キャセイ、アリタリア、スイスエアー、フィンエアー、大韓航空というコレクションに、南米の会社が初めて加わった(南米に行くのは初めてなので当然である)。このほか、乗ったことがある航空会社には、アシアナ、ウズベクエアー、マルタエアー、中国東方航空(今では何というのか知らない)、SASなどがあるが、これらは、食器が出なかったか、あるいは当方の収集活動開始以前であったため、食器は持っていない。最近は、この道も険しく、そもそも、ハイジャック対策で金属のナイフやフォークを出さない会社も多いのだ。

 で、この話を披露すると「泥棒じゃないですか、それって」などという極めて心外な反応を受けることがあるが、それは誤解というものである。黙って持ってきたりはしない(初期にはそうしたこともあるが)。堂々と客室乗務員に「ワタクシはエアラインの食器の収集家である(というほどの者で実際にあるかどうかはさておき)。そこで、このフォークとナイフを持って帰りたいのだが、よろしいか?」と聞くのである。今のところ断られたことはない。それどころか未使用のものを持ってきてくれたり、頼みもしないのにカップなどまでくれたりすることも稀にある。

 ところが、最近はこれにセキュリティの壁が立ちはだかるようになってきた。今のところ、セキュリティ上の理由で食器を持って行くのはダメ、と言われたことはないのだが、東京に住んでいた頃、ダブリンへの出張でパリ経由、東京→パリ間のエアフラの食器が見覚えのないモノに替わっていたので、お願いしてゲットしたまではよかったが、パーサー氏曰く、ダブリンまで行くんなら、パリの空港でうまくやらないとダメだよ、と。

 実は最初は彼の言っている意味がよく分からなかったのだが、シャルルドゴールでダブリン行きの飛行機にトランジットするときのセキュリティチェックで、このナイフとフォークが引っかかった。同じ航空会社が機内で(食事の時に)配布しているモノが何故いけないのか理解に苦しみ、その旨主張したのだが、ダメなモノはダメ、との先方主張(と言えるかどうか謎)に屈し、その場での放棄に同意せざるを得なかった。もっとも、このときの食器は実は手元にあるのだが、何故かは言えない。

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Comments

ブラジリア交響楽団、あるんですかねぇ。
ホテルにある「文化プログラム」の冊子を見ると、滞在中には「インターナショナルコンサート」として、チェロの演奏会が1回あるだけの模様です、クラシックは。

>エアラインの食器
 あ、実は私も始めたのはそこからでした。リレハンメルへ出張したときだから、10年前になりますねぇ。

ブラジルにいらっしゃるのですか!
ブラジリア交響楽団(あるのか?)のコンサートなど、なにかありましたでしょうか!?

>エアラインの食器
金属のものがどこでも出ていた頃、旅の行きの機内からナイフを一つ失敬させていただくと、貧乏旅行者にとっては道中色々役だったものです(笑。

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