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2005.05.03

Benoitあれこれ

もう旧聞に属しつつあるが、新しい教皇の誕生を、ワタクシはフランスのテレビのニュースで知った。その時は、彼の名前(教皇名)が何というのかは、ワタクシは聞き取ることは出来なかった。

翌日の新聞に大きく載ったのは、「Benoit XVI」という言葉。(綴り字の「i」の上のアクサンシルコンフレクスは省略してあるが、ここで、愛に傘は要らない、などという意味不明の言葉を決して吐いたりしてはならない。)

ブノワ?何じゃそりゃ。。。

どうも、ベネディクトはフランス語ではブノワとなるらしい。知りませんでした。考えてみれば、前教皇も「ジャン・ポール・ドゥ」でしたからね。

しかし、ブノワというと、ボエームの第1幕に出てくる助平家主をどうしても思い出してしまうわけで、あまり教皇様の名前としてはよろしくないのではないかと思ったりします。もっとも、以前に15人もいるわけですし、教皇側から見れば、通りすがりの言いがかりみたいなものでしょうが。
あ、もしかして、このブノワというネーミング(もともとの小説がそうなのだろうか)が何らかの意味合いをもたせたものなのかしらん。でも、ブノワっていう名前がフランス人にとって何かを連想させるものなのかどうか、そこから調べないといかんですね、これは。

もう一つのブノワは、これです。98年くらいに始めてここに連れて行ってくれた先輩が、「ここはプリンセス・ダイアナが無くなる晩に夕食を食べたのだよ」と言っていましたが、その真偽のほどを確かめたことはありませぬ。

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Comments

ふらんすさま

そういえば、ベルリオーズのオペラに「ベアトリクスとベネディクト」というのがありますね。あ、でも、この場合フランス語の名前かどうかは分かりませんが。。。

亭主さま、

ご無沙汰しております。

日本のメディアは現地での発音に近い(あくまで近いですが)表記を使っていますが、フランスでは現在でもかなり有名な外国人の名称もフランス式を押し通しているのでしょうか?

かなり以前のことになりますが、米国大統領のフランスでの呼び方を聞いて、「それって、誰よ?」と思った記憶があります。

TBありがとうございました。
私も最初「ブノワ」と聞いた時、「ベネディクト」と一緒だとは思えませんでした。友人(女性)でベネディクトという人がいますし、聖人の日もベネディクトとブノワは別の日なんです。難しいものですね。

三紗 さま

コメントありがとうございました。

今、ボエームの原作にブノワが出てくるのか調べようと、ペーパーバックを買ってきたところです。

こんばんは

ジェジュクリも最初わからなかったくらいですが、ブノワの由来については4月21日に書いていますので、よかったら見てください。

そうですよねぇ。ギョーム・ル・コンクランなんて、誰のことだろう、と思いますよね。あ、音楽家もそういわれていますよね。ジャン・セバスティアン・バックだしぃ。

日本語の「ヨハネ=パウロ」も、欧米の人が聞いたら誰だか判らないかもしれませんね。欧米の人たちが各国の歴代王様の名前を全部自国語風に呼ぶのも、紛らわしくて困ります。彼らにとっては覚えやすいのでしょうが。

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