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2005.05.23

イングリッシュホルン

フランクの交響曲、第2楽章でイングリッシュホルンがメロディを吹きますね。今朝ラジオで流れていた(のはフィナーレだったけれど)のを耳にして、急に思いついたことがあります。

この曲、「交響曲でイングリッシュホルンを使うなんてけしからん」と当時(19世紀後半)批判された、というのはよく聞く話。どこかで読んだときには「交響曲という古典的な編成の音楽で(通常の二管編成には含まれない)イングリッシュホルンを使うのは如何なものか」ということか、と漠然と思い、その後四半世紀くらい特に疑問に思うこともなく今日まで来たのですが。。。

今日気が付いたのは、これは管弦楽の編成の拡大の話ではなく楽器のキャラの話ではないか、ということです。なにをいまさら、と言われてしまうかもしれませんが。

たとえばトロンボーンが教会音楽以外でも神や超自然的な力の象徴として使われた(モーツァルトのオペラやベートーヴェンの「田園」)ように、イングリッシュホルンも牧童とかの芦笛として使われるイメージがあまりに強く(「幻想交響曲」、「トリスタンとイゾルデ」)、絶対音楽としての交響曲には使うべきではない楽器、ということだったのではなかったかと。もちろん、これは楽器の格の上下ではなくて、ある楽器を使用すること自体がもつ意味、ということであります。イングリッシュホルンが効果音のように使われたものだなんて、もちろん言っておりませんので。

しかし、イングリッシュホルンって英語で言うのはすごく不思議な気がしますね。コールアングレはフランス語だから「イギリスのホルン」で良いんですがイギリス自身が「イギリスのホルン」ってなんか変。

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