道を尋ねられる、ふたたび
場所は、セーヌ川左岸の川沿いの道、アルマ橋とアンヴァリッドの間でした。ここは、両方向通行で片側に2車線くらいできるそこそこ広い道で、結構なスピードで皆さん走っている(だからレーダーの取り締まりなんかもたまにやっている)ところです。
午後9時頃道沿いを歩いていると、キーッと車が止まり、「すみません」と子供を2人乗せた中年の女性。「なんだろうかなぁ」と思いつつ「はい」と言うと、彼女の質問はまったく意外なものだったのです。
「メッツへの道を教えてもらえますか?」
。。。
だって、メッツって、もうルクセンブルクの真下で、パリから300キロくらいは離れています。そんな町への道を歩行者に訊きますかねぇ、普通。
しかし、この女性は(ワタクシも)運が良かった。当該地点からだと、メッツへ向かう高速への乗り方は、説明するのが最も簡単な部類なのです。
「まっすぐ行って最初の交差点を左、橋を渡ったらすぐ右、対岸の川岸の道(地下に潜るところもある)を今向いているのと同じ方向にひたすらまっすぐ行くと、そのうちA4とかメッツとかいう表示が出るからそれを辿れ。」
これが、リールとかルーアンとかリヨンとかだと、とても説明できなかったでしょう。
ちゃんとあの日の内に着いたかなぁ。
« 7月14日 | Main | ユーロコイン その後 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 大瀧詠一の死に思う(2014.01.04)
- 日常と非日常、今後のために(2)(2011.03.20)
- 日常と非日常(1)(2011.03.17)
- 計画停電(2011.03.16)
- 地震の日(2011.03.15)
The comments to this entry are closed.
« 7月14日 | Main | ユーロコイン その後 »
Comments