Do you speak English?
アパートの呼び鈴が鳴った。のぞきANAから見るとドアの外にはフツーの人。怪しくなさそうだが、工事でも配達でも各種集金でもない人の訪問というのは想像がつかず、頭の中は「?」。とにかくドアを開けてみた。
いきなり、このオニーサン、"Do you speak English?"ときた。人の家を訪ねておいてそれはないだろうと思ったが、とりあえず"Yes..."と答えた。何かの売り込みかなぁ。でも、英語による訪問勧誘販売とはなぁ。と思っていると、オニーサン、手にした小冊子を見せながら、我々の生きているこの世界は様々な問題に満ちあふれており、未来への恐怖はぬぐい去ることができません、しかし、、、と話し出す。
これは、、、、と思い、「この話は宗教の関係のものでしょうか?」と聞いたところ、ええ「私たちはエホバの証人です」と。
もとより、相手には悪いが話を聞く気はない。日本だったら「今忙しいので」と言うところだが、ふと思いついて以下のように言ってみた。
「日本にいたときにあなたの同僚の方々の訪問を何度も受けました(オニーサン嬉しそう。日本でも同僚?が活動をしているのを聞いて嬉しく思ったのか)。しかし、そのたびに繰り返し言ったのですが、私は別の宗教の信者です(先方一瞬ひるむ)。私は仏教徒です(嘘ではない)。ですから、残念ですがあなたのお話を聞いてもあなたの信仰を共有する可能性はありません。」
「そうですか。分かりました。お元気で」
とオニーサンはにこやかに去っていった。
考えてみればキリスト教徒の一宗派?なのだから、フランスで遭遇してもちっともおかしくないのだが、第一感とは、ここでもこういう活動をしている人がいる、という新鮮な驚きだった。だから英語で勧誘しているのかもしれないけれど。そういえば、下の入居人表で東洋人のような名前を選んできている節があった。
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