第2回弦楽四重奏ビエンナーレ(1)
パリの北東の外れ、シテ・ドゥ・ラ・ミュジークはもともと屠殺場だった地区を再開発したラ・ヴィレットの一画にあります。ローマ通り近くからパリ音楽院も移転し、IRCAMの本拠地も音楽博物館もここで、コンサートホールでは意欲的なシリーズのコンサートを開催しています。
第2回弦楽四重奏ビエンナーレとされた今回のシリーズ、曲目と演奏者の一覧はこちらを見て頂くとして、参加しているのはプラジャーク、シネ・ノミネ、ジュリアード、ターナー、アルディッティ、アマティ、ターリッヒ、モザイクの各四重奏団。これで週末を挟んで11回の演奏会ですから1回しかやらない四重奏団も多く、ちょっと勿体ない感じもします。
ほとんどのプログラムには現代の音楽が含まれており、中でも1955年生まれのパスカル・デュスパンの5曲の四重奏曲全曲演奏が一つの呼び物?となっていました。
ということで、自分の聴いた演奏をこれからちょっとずつ書いていくぞという予告篇&自分への叱咤でした。
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Comments
調べてみました。顛末を書くと結構長くなるので、別エントリにしますね。
Posted by: ガーター亭亭主 | 2005.11.16 at 02:53 AM
おお、なんと、パリの趣味とは思えない(?)企画ですねぇ。フォンテヌブローか、さもなければ景気が良かった頃のベルリン芸術週間みたい。レポート期待しております。特にターナーQのライブはどうなのか(失礼ながら、所謂ピリオド系団体はライブはホントにわからん、というのが実感ですので)、是非とも知りたいところ。
ひとつお尋ねしたいのですけど、このシリーズは主催はどこ(若しくは誰)なんでしょうか。シテ・ドゥ・ラ・ムジークがやっているのか、音楽院なのか。
出演者の顔ぶれからすると、特定の事務所という感じではないし、プロカルテットではないし。なんにせよ、この演目でこういう顔ぶれを並べようと考えたのが誰なのか、商売的に極めて興味があるのです。もしもお判りでしたら、ご報告いただければ幸いです。
そんな情報に関心がある方は殆どいないと思いますけど。スイマセン。お手数なら結構です。
Posted by: やくぺん先生 | 2005.11.15 at 08:10 PM