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2005.11.24

第2回弦楽四重奏ビエンナーレ(3)

全11回のコンサート中、ワタクシが行ったのは、シネ・ノミネ、ジュリアード(2回)、アマティ、ターリッヒの計5回でした。他の用事と重なったもの、切符が売り切れのものなどが既にあったためで、決してアルディッティを敬遠した、とかそう言うことはありません。

まず聞いたのは、シネ・ノミネ四重奏団。デュザパンの3番というのとベートーヴェンの13番。13番は現行の終楽章に代えて大フーガを演奏するやり方でした。

デュザパン作品は92年の作ですが、たたずまいは古典的?な四楽章構成。といっても、各楽章にスピードの対比が感じられる点でも比較的受け入れやすいモノでした。とはいっても、耳に優しいメロディが出てくるわけではありませんが。何というか構成としてのまとまりがあるように感じられ、とりつくしまがない、ということはなかったな、と(ワタクシはコンテンポラリーな音楽の熱心な聞き手はありませんので念のため)。

どこかの楽章でポリリズム的な進行の部分を面白く感じた記憶がありますが、今となってはそれはどこだったのか、とんと分かりませぬ。

さて、ワタクシ遅刻寸前だったもので、自席にたどり着くことができずこのデュザパンは平土間のかなり後ろの方で聞きました。その席はちょっと音が来ない感じだったのですが、まあ、知らない曲だし、こんなものかな、と思っておりました。後半は本当の席である平土間の中央くらいに移動したのですが、ここが響きのない場所でまいりました。弦がキシキシにしか聞こえてこないんです。最初はシネ・ノミネがそういう音の団体かと思っていたのですが、ジュリアードも同じような席で同傾向だったし。始めて聞く演奏家はホールの位置によってまったく音が変わりますから難しいですね、判断が。

ただ、そうした言い訳をした上で言いますが、「聞かせよう」よりは「あるがままに見せる」がこの団体の演奏のコンセプトと感じました。そうして、改めて思ったのがこのベートーヴェンの13番ってとりとめのない曲だなぁ、ということ。そうしてこの日の演奏はそれをそのままポンと提示したという印象でした。

まあ、ホールと席のせいにしておきましょう。

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Comments

pfaelzewine さま
コメントありがとうございました。自分では体をなしていない感想文だなぁ、と思っていたのですが、参考になると言っていただいて感謝です。

そうですねぇ。しかし、もう若手とは言えない世代みたいでしたから、このままの感じで終わるのでしょうか、この団体。

Posted by: 亭主 | 2005.11.24 at 10:09 PM

こんにちは。「それをそのままポンと提示した」は大変参考になります。と言いますのは、私はこのシマ・ノミネは聞いた事が無いのですが、先日同業者から同様の感想を聞きました。

そられを総合するに、アンサンブルとして決して悪くはなさそうなのですが、レパートリーの作り方や活動に問題があるのかなと。

Posted by: pfaelzerwein | 2005.11.24 at 08:40 PM

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