音楽家の道(13)~新音楽院

その名も「新音楽院通り」です。パリ北東部の外れ、19区のラ・ヴィレット内にパリのコンセルヴァトワール(音楽院)が移転したのはもうそろそろ20年以上前のことになるでしょうか。その音楽院の建物の裏手の通りの名前です。
通りとは言っても、先ほど書いたように公園の中ですから、「道」という感じではなくて、実際には建物の脇の空間だったりします。

開通は1987年。公園の一部だからといってしょぼい訳ではなく、差125メートル、幅27.5メートルとなっております。
さて、コンセルヴァトワールはここに移転する前には、パリ・オペラ座から見て北西の方のローマ通り近く、マドリード通りにありました。今でも楽譜屋や楽器屋はこの地域にたくさんありますし、移転前の建物は音楽教育に使われているよう(はっきり確認していないのですが、音楽が聞こえているんです、そこでは)であります。
しかし、通りの名については、1911年から20世紀後半までコンセルヴァトワールがそこにあったことを留めているものはありません。rue du conservatiore というのは、1911年以前にコンセルヴァトワールがあったオペラ座の北東の一画に存在しているのです。そして、今でもそこには演劇のコンセルヴァトワールがあります。そして、華麗なホールも。「幻想交響曲」が初演されたのはこのホールで、その内部はガーディナーの演奏で見ることが出来ます。
ということで、新コンセルヴァトワール通りの紹介でした。
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