« 音楽家の道(13)~新音楽院 | Main | マクドナルド撤退 »

2006.01.12

動物の謝肉祭@シャトレ

年明け第1回のディマンシュ・マタンは、サン=サーンス、というか、「動物の謝肉祭」に前プロとしての「七重奏曲」付きでした。
クリスマス&新年気分明けやらぬ時期であるだけに、こういうプログラム(「動物の謝肉祭」は語り付き)で、幅広い年齢層のお客様を惹きつけようということなのでしょう。案の定、デッセイが出た回に劣らない超満員状態の場内には日本だったら「お引き取り願う」ことになってしまう幼児もたくさんたくさん見受けられました。

とうことで、場内ざわざわで七重奏曲は始まり、楽章ごとに拍手が起き、2楽章と3楽章の間では乳児の大きなむずかり声も聞こえたりしました。さすがに雑音に鈍感寛容なフランス人といえども、これはフツーの状態ではありません。

勝手にワタクシが客席の意見を推計してみると、①確かにうるさい。静かな方がもちろん良いけれど新年早々のこういう雰囲気だから仕方なかろう、ディマンシュ・マタンでもあるし(55%)、②これは許容限度を超えている。静かに出来ないヤツは子供であっても出て行くべきだ(25%)、③幼児だって音楽を聴く権利はある。「しー」なんて言うのは人権侵害(5%)④すみませんね、でもまあ子供のことだから許してくださいね(3%)⑤何か問題でも?(15%)⑥その他(2%)という感じでした。

ということで推移していったこのコンサート、ところで、演奏者は以下のとおりです。

vn:ルノー・キャピュソン、アキ・ソリエール
va:ジェラール・コセ
vc:ゴーティエ・キャピュソン
cb:マルク・マルデル
fl:エマニュエル・パユ
cl:ポール・メイエ
trp:ダヴィド・ゲリエ
pf:ミシェル・ダルベルト、フランク・ブラレイ
perc:フローラン・ジョドゥレ

これって、この盤と殆ど同じ面子なわけです。いや、CDと同じだから、ということではなくて、この面子は既に今をときめく奏者たちということで一部で話題ここここも)になっていたわけで。で、繰り返しになりますが、結構な雑然とした雰囲気での演奏だったんですよねぇ(もちろん、基本的に良いことだと思っています)。

このディマンシュ・マタンは今季で30周年になるんですが、キャピュソン兄も30歳なんだそうです(開演前にこのシリーズをずっと続けてきたプロデューサーのジャニーヌ・ローズが登場してわざわざ言っていました)。そういうことを考えれば、こういう超一流の奏者たちが「ファミリー・コンサート」で演奏するのも、当たり前のこととして受け入れられます。

で、演奏はというと、これがやっぱりただ者ではなくって(当たり前)、キャピュソン兄はガチンコでガリガリ行くし、パユの「鳥かご」は本当に名人芸だし、コセ(渋すぎ)のアンサンブルと主張のバランスはもう涙もの。よかったです。

|

« 音楽家の道(13)~新音楽院 | Main | マクドナルド撤退 »

音楽」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10092/8122063

Listed below are links to weblogs that reference 動物の謝肉祭@シャトレ:

« 音楽家の道(13)~新音楽院 | Main | マクドナルド撤退 »