マクドナルド撤退
「マクドナルドをやっつけたパン屋」というのがthe Timesの記事に付けられたタイトルです。
イタリア南部のアルタムラという村?でマクドナルドが撤退した、という報道なんですが、この村、何でもホラティウスが「パンの町」と呼んだとかいう由緒正しい村だそうで、そこに進出してきたマクドナルドとこれを迎え撃った地元パン屋の戦いはダビデとゴリアテの戦いに喩えられています。まあ、子供対巨人という図柄は(特に西欧人にとっては)この比喩を使いたくなるところでしょうが、ちょっと違うんじゃないかなぁ、でも、まあ、比喩なんてそんな者かなぁ、とも思ったりして。
さて、パン屋対マクドナルドといってもフォカッチオとかがウリの店のようなので、もろマクドナルドと競合するということんでしょうね。でも、フォカッチオって、ファストフードなんじゃないのかなぁ、スローフード協会がパン屋側を応援?していたようなんですけれども。
ワタクシとしては、色々あるのが好きなので、「どこに行ってもマクドナルドがある」よりも「ここにあるのはフォカッチオ、あそこにあるのはタルト・フランベ、あっちの方に行けばフィッシュ&チップス」という方が良いと単純に思います。とうことで、マクドナルドの撤退は嬉しく受け止めるものであります。
ただ、報道の仕方がアメリカ対欧州という構図を協調しすぎている雰囲気なのには少々食傷気味です。構図のみならず、それぞれの「陣営」を単純に規定するのは分かり易いけれど(いや「分かり易い故に」)危険だと思います。
10月のマクドナルド・ジャマイカ撤退とは取り上げられ方が(当たり前ですが)かなり違うようです。
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