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2006.02.03

モーツァルトのピアノ協奏曲(1)

やっぱり耳にする機会が多い今日この頃、自主的な「強化月間」とかではないものの、ついつい、モーツァルトを聴いてしまいます。

ピアノ協奏曲についてちょっと。まずは、ハ長調、K.415(13番)。

haskil2013
この曲は、先日の再現コンサートでツァハリアスの弾き振りで聞きました。聞くまでは知らない曲だ、と信じていたのですが、聞き始めたら少なくとも第1楽章は聞いたことのある曲でした。後でハスキルの演奏がCDにあることを発見したのですが、であれば当然もっているわけで、どおりで聞いたことがあるはずです(汗)。もっともそんなことを言い出せば、ペライアの全集だって実家には架蔵しているのですけれど。。。

でも、第3楽章は知らなかったです(堂々)、この曲。

快活なロンドが始まって、しばらくすすむと「!?」という感じの和音が鳴って、ゆっくりとした哀しい短調の部分が始まり、何事かと思っているとまたロンドに戻り、ちょっと激し目の中間部を経てそろそろ終わりかと思うと、また、さっきの哀しい音楽が始まり、という感じで、ロンドの中に色々な音楽が盛り込まれています。「快活な」部分にしたって、音楽は時に翳りを見せ、色は決して単調ではありません。このように多様な音楽が一つの楽章に盛り込まれているのは、もちろん聴衆を楽しませ喜ばせるという面もあったのでしょうが、人の心の動きがいつも縦にも横にも多層的で単純には捉えられないことの反映しているようでもあります。

というようなことを考えたのは、聞き終わってからCDなどで聞き返してからの話で、演奏会では、何というか、玉手箱から次々に色々な色合いの宝石が出てくるような音楽に翻弄されるままでした。驚いたなぁ。

ケッヘルで言えば400番台前半の曲を聴いていこうとの思いを新たに致しました。ニ短調,K.466(20番)がやはり大名曲なのと、番号でちょうど20番という区切りにあったことが作用して、10番台は冷遇されているという意見に賛成です。

ジャケット写真は、実家にはある筈のハスキルの演奏を今回パリで買い直したものです。とても良い演奏です。比較のためにバレンボイム/ベルリンフィルなどというのも買ってしまいましたが、これは、ワタクシの好みではありません。表情が不自然に濃いので。

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