牛(10)

デファンスと言えば、新凱旋門です。1989年、革命200周年記念にバスティーユオペラなどと同時に時の大統領ミッテランによって建てられた建築。メトロで10分ほどの凱旋門を望むこともできます。

オフィス地区として再開発されたここ、基本的には高層ビル群なのですが、ユニークなデザインの建物やオブジェも多いです。

そのデファンスの前庭にいる牛たちは、こんな感じで芝生に思い思いに過ごしているようです。

ここの牛たちは、ここに展示されることを意識したデザインのものが見られます。スポンサーが5頭ともEPAD(デファンス地区整備公団)だということも関係あるでしょう。
174番「偉大な牛」("La Grande Vache")。


新凱旋門をはじめとする上でご紹介したオブジェや建物がデザインされているのが見えますでしょうか?
ちなみに、新凱旋門は"La Grande Arche"(英語で言えば、グランド・アーチ)と呼ばれており、この牛の名はそこからとられたものでしょう。
"Art Cow"(No.172)は、筋肉解剖図?を思わせる図柄ですが、こちらもデファンスの風景です。
171番は「メトロカウリタン」("Metrocowlitan")。地下鉄(メトロ)の語源となったメトロポリタンと牛(カウ)を合わせた造語?です。デザインは、

模様を拡大すると、、

これは、本当の(という言い方も変ですが)の地下鉄の路線図です。「牛(6)」でご紹介した152番の「ムートロ」が図案化された路線のデザインだったのに対し、こちらはデファンスを中心とした近郊線のリアルな路線図です。
これらに対して、乳製品系?の作品は、173番「ヴァッシュマンベール」。

こちらが拡大写真。

幾種類ものカマンベールチーズのラベルを貼り付けたこの牛、命名の由来は説明不要でしょう。
さて、最後は175番「ジャズ」。

腰の横に遠く凱旋門が見えるのが分かるでしょうか?
角度を変えて撮ると、

こんな感じになったり、

こんな感じになったり。
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