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2006.06.05

ウーブラドゥ

Oubradous1

「モーツァルト@フランスの管」に収録の協奏交響曲で指揮をしているウーブラドゥ。バソンの奏者としてスタートし、独奏の録音も結構残していますが、指揮者としての録音からは、その活躍の様子、特にフランスの管楽器の伝統を発展・継承するための演奏活動(協奏曲とか)には目覚ましいものがあったことが窺えます。
当該CDの国内流通盤(?)には、ディストリビューターのマーキュリーが日本語解説(帯?)を加えて下さるそうなので、ライナーノーツのウーブラドゥについての浩瀚な解説文も紹介されるかもしれません。

で、上の写真は、その解説文に紹介されていた"Les Rarissime de Fernand Oubradous"という2枚組のCDです。
内容は、ストラヴィンスキーの「兵士の物語」とモーツァルトのホルン協奏曲第2番、第3番、クラリネット協奏曲、それとグレトリーのフルート協奏曲というものです。

ストラヴィンスキーは、ジャン・マルシャ(語り)、マルセル・エラン(悪魔)、ミシェル・オークレール(兵士)という3人の登場人物に、ウーブラドゥ指揮でルフェーブル(cl)、オンニュ(bsn)、デルモット(trp)、ガリエグ(trb)、アニコ(perc)、アレス(vn)、モロー(cb)という布陣。
これが良いんです。「兵士」と言えば泣く子も黙るコクトー=マルケヴィッチの「名盤」があるわけですが、あれとはちょっと違った感じで、洒脱な演奏です。各楽器の音も乾いていてそして美しい。これこそフランスの音だなぁ、と思うわけで、ワタクシはこっちの方が好きかも。ですがマルケヴィッチ盤も記憶が薄れておりますので、今度聞き直してみます。

もう1枚は管楽器協奏曲集で、これは、リュシアン・テヴェの吹くモーツァルトの3番が圧倒的にすばらしい演奏です。軽く柔らかい音。ペーター・ダムとも通じるところがある上品な音、演奏です。それに比べるとピエール・デル・ヴェスコーヴォの2番は、ちょっと乱暴な感じがしてそれほどのものとは思えません。また、グレトリーのランパルも、随分と若い頃の演奏の筈ですが、なかなか良いです。曲も珍しいし。

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Comments

モーツァルトは、多分「パリのモーツァルト」のシリーズとかで出ていそうな感じがします。本文でも書きましたが、この「兵士」、私はなかなか気に入りました。特にデルモットのトランペット、他の録音も聞いてみたくなりました。

Posted by: ガーター亭亭主 | 2006.06.07 at 08:22 AM

ウーブラドゥのこのCD、私も持っています。実はLPで持っていて(それも噂に聞いて、探しに探しました…)CDになるのをずっと待っていたものです。
お目当てはストラヴィンスキー。モーツァルトは別の企画でいくつかが再発されていたのですが、このストラヴィンスキーはなかなか出なかったですね。(私が知らなかっただけかも知れませんが…)
グレゴリーでのランパルは珍しいもののうちの一つでしょうね。私はプーランクの伴奏でフルート・ソナタを録音した頃の彼が一番好きでした。ということは1950年代後半ですね。後年の演奏ももちろんすばらしいものですが。

Posted by: Schweizer_Musik | 2006.06.05 at 04:01 PM

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