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2006.06.05

アラーニャのテレビ番組

国営放送France2で、土曜日の午後9時前からの堂々の時間帯に2時間アラーニャの出演する番組がありました。3ヶ月くらい前に出た「アラーニャ、ルイス・マリアーノを歌う」のプロモーション的なものでしたが、結構楽しんで見てしまいました。

実は、このアルバムが出たときに、アラーニャもいよいよ軽音楽に転向かなどと思いつつ、でも、キリ・テ・カナワやカレーラスの「ウェストサイド」状態ではないか、と考えて、まったくワタクシは相手にしなかったのですが、この番組を見終わったときには、中古CD屋で見つけたら買っても良いかな、ルイス・マリアーノっていったい何者なんだろう(タワーのこのアルバムの解説に短い略歴がありました。大スターだったのですね)とすっかり先方の思うつぼにはまってしまいました。

アラーニャ、うまいんですよ。だからオペラ歌手としては突き抜けないのかさすが現代の歌手は硬軟両様こなすんだなと思うくらい。

上記アルバムから何曲か歌ったのが一応番組の骨格(?)ですが、ポール・アンカとの「マイ・ウェイ」のデュエットというのが最大の呼び物で、他にも奥さんのゲオルギゥをルーマニア語で紹介したり(彼女は「一晩中踊れたら」を歌いましたが、う~ん、これはアラーニャの芸には遠く及びませんし「乾杯の歌」も結構酷かった。それから、2人に司会者が絡むトークが多少ありましたが、彼女はフランス語はあまり上手ではないですね)、ノルウェン・ルロワ(第3回スターアカデミー優勝者)とブレルの「行かないで」を情感たっぷりにデュエットしたり、なかなか見所が多かったです。

映像では、「愛の妙薬」、「カルメン」、「シラノ・ド・ベルジュラック」、「道化師」など既出のソフトからほんの少し流れるほかに、昨年の7月14日の式典の際にコンコルド広場で歌った「ラ・マルセイエーズ」がなかなか格好良かったです。実は、パリ管30周年記念コンサート(97年)なるものでも、彼がこれを歌ったのを聞いているのですが、やっぱり「国民テノール」ということなんでしょうねぇ。なお、その時もそうだったと思いますが、ベルリオーズ編曲版を基にした現行版とは少し歌詞とメロディが違う演奏でした。やっぱり、こちらの方が演奏効果が高いのでしょうね。

もう一つ。アラーニャ、笑顔を絶やさず、とにかく喋る喋る。いつでも司会者に転向できそうな感じです。

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