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2006.06.17

凱旋門に、、、

Arch1
フランスvsスイス戦のあった日、試合後の時間に凱旋門広場を通ったのですが、何だか人だかりがしていて警察が規制をしていました。上の写真、よく見ると分かるのですが、凱旋門のアーチの上のテラス状の部分に人がいるのです。

Arch2
拡大するとこういう感じで、2人の男が上の展望台の部分からロープを伝って降りてきたようです。そして、彼ら(何か扮装をしています)は、字の書かれた横断幕のようなものと旗のようなものを広げて、何かのデモンストレーションをしているのです。

しかし、残念なことに(彼らにとっても)遠くて、その訴えようとしている内容が何なのか分からないのです。扮装も民族衣装のようでもあり、軍人の格好のようでもあり。

展望台の上にいる男は、仲間と言うよりは警察関係者のように思います。降りろ(というか上れ、というか)と説得しているのでしょうか。

Arch3
別の面には、このように警察関係者らしき人も待機?していました。

一体どうなるのか、と気にはなったのですが、ブラジルvsクロアチア戦も始まるし、と後ろ髪を引かれる思いで帰宅です。ネットなどで少しこの話題がないかと調べてみたのですが、見つけることはできませんでした。

そして翌朝。


Arch4

12時間後にもいたんです。でも、1人だけ。もう1人は帰ったのかなぁ。しかし、この時点になると警官も下から見ている2人ほどがいるだけで、例の脇の面の待機者はいなくなっていました。

夜に通ったときには、旗と幕だけが残り人はおらず、翌朝には何も残っていませんでした。

一体、何だったんでしょう。アレは。まさか何かの新手の宣伝とか。。。

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Comments

どうも情報ありがとうございました。

やはり政治的なデモンストレーションだったんですね。今ひとつ緊張感が周囲になかったもので、つい彼らには失礼なことを言ってしまいました(まさか新手の宣伝活動か、などと)。

ロンドンに本拠を置く団体のイラン系ドイツ人が行動を起こすのがパリというのが、ちょっと不思議な感じもしますが、まあ、そこは色々と事情もあるのでしょう。

警察が事情聴取に留めた、というのが何ともポリティカルですね。

凱旋門は丸2日閉鎖されてたらしいですね。

ロンドンを本拠とするイラン人の反イスラム・君主制復活運動「王立議会」の活動家2人だったそうです。40歳代のイラン系ドイツ人とのこと。

横断幕には英語で「ロシアと中国はイラン・イスラム主義政権に協力するな。第2のチェルノブイリ建設を助けるな。ロシア・中国大使が会見に応ずるまで動かんぞ。」といったことが書かれてる由。15日の上海協力機構首脳会議にアフマディネジャドが招かれたのを念頭に置いた行動でしょうかね。

横断幕の下の旗はイラン王家伝統のイラン国旗らしい。服装は通常のものですが、帽子はイラン現国旗の色らしいです。

というわけで主張は、
①イラン・イスラム体制の批判 
②ロシア・中国の核問題を巡るイラン接近への反対
で、現場での要求は、
①警察が介入したら飛び降りる
②ロシア・中国大使に会わせろ
で、結局記者会見設置を条件に投降したそうです。

残念ながらテレビや全国紙では報道されなかったようですね。

警察は事情聴取以上のことはしなかったようです。      

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