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2007.01.10

車のトラブル

ワタクシが乗っている車は、オートマなんですが、ギヤがシフトアップしないという状態になって既に2年を経過しています。ちなみに手動でシフトアップしてあげようと思ってもダメで、常にローで走ることを余儀なくされております。まあ、ローと言ってもオートマのローですから、感覚的にはセカンドなんですが、いずれにしても、頑張っても70キロくらいが最高速度です。

複数の海外勤務者の間でそれぞれの任期中使い回されてきた車で、走行距離は12万キロくらいはいっていたものですから、もちろん丁寧に乗っていればそんなことはあまり無いことなのですが、こういうことが起きても仕方ない、ということではあります。

しかし、当時、修理には部品代だけで3000ユーロと言われ(オートマのギヤボックス?の交換しかないとのこと)、自家用車の使用はパリ市内に限ることとして、だましだまし使ってきたのでした。多分この車とつきあうのも2年半くらいであろう、ということもありまして。スピードの出る川岸の道路では結構頑張らないといけませんが、まあ、普通の道では普通に走れてきたのでした。

ところが昨夜。

路上に縦列駐車をして(いや、我ながら本当にこの技術は磨かれました)、微調整をしようとするとハンドルが動かないのです。

何が起きたのか。

ステアリングは石のように堅く牛のように重いのです。ほとんどまったく動きません。

仕方ないので微調整は諦めて、一晩置いて様子を見て対策を考えることに。

今朝になっても状況は基本的に同じなんですが、力を込めて回せば少しは動き、ロックされたかのように完全に固定されているわけではないことが明らかになりました。そして、車が停止しているときよりは低速でも動いているときの方が重さがやや和らぐことが分かりました。

この辺で、パワステに問題が生じたことには見当が付いたので、よろよろと車を出して(当然凱旋門広場の中には入らず周囲を回って)近くのスタンドへ向かいました。

スタンドのメカニックの人は、パワステ用のオイル補充をしてくれたのですが、それが貯まらない。オイル漏れのようで、ここではどうにもならないので、車の会社へ持って行け、それが唯一の方法だ、でも、高いよ、とご託宣が下りました。

まっすぐ走るときにある程度の速度を出すとハンドルの自由もかなり取り戻せるのですが、速度が落ちると岩のようです。ハンドルを切りたいときというのは進路を変えたいとき(道を曲がる時を含む)ですが、その時には速度は落とさざるを得ず、そうするとハンドルの自由がきかなくなって十分向きを変えることが危うくなる、というジレンマに悩みながらの車会社への移動でした。

車はそのまま預けてしまい、現在、費用がどのくらいになるかの連絡を待っているところですが、まあ、これは安全に直結することなので、放置するわけにもいかないでしょう。リーズナブルな値段で済むと良いのですが。

あ、なお、カーラジオも先月半ばに壊れてしまい、すべての操作を受け付けなくなっています。エンジンを始動させると、故障発生時の音量(幸い大音量ではなかった)でその局の放送がかかり、音量を上げることも下げることも音を消すことも、局を変えることもできず、ラジオを消すにはエンジンを切らなければいけないという状態になっています。

故障って、いっぺんに押し寄せてくるものなんでしょうか。。。

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Comments

>retinaさま
ところがどっこい、「そのとき」は来ませんでした。税込み522ユーロで1日で直ってしまいました。まあ、もちろん安くはないのですが、恐れていたような額ではなくて、パワステ復活し、元気に走っております。ギヤ問題は相変わらずですが。
しかし、税を抜くと450ユーロくらいだったのですが、そのうち、オイル代が20ユーロ弱、ジョイントと称する部品代が5つで10ユーロ未満、残りはすべて工賃でした。人件費、高すぎです。

>junkiさま
オートマ車は本当、見ませんねぇ。でも、私のような短期赴任者たちは、逆に左ハンドル右側通行という慣れない環境に放り込まれることへの不安から(?)オートマ車が流通している世界です。逆にマニュアル車を買ったりすると、帰国時に買い手が見つかりにくい、などという話です。なので、離任者から譲り受けようとすると、自然とオートマ車になってしまうようです。
ワタクシは実はマニュアル派なのですが、そんな事情でオートマに乗っております。でも、まだまだマニュアル車運転できますよ。
飛行機だってジャンボジェットみたいなのより、100人乗りくらいまでのものの方が隅々まで操縦している人の目が行き届くようで安心な気がしたりします。

おおついに、そのときが来たのですね
思いおこせば、既に一昨年の12月にお世話になった、あのおベンツが懐かしい限りです。
今年は、2月のパリ遠征はなさそうです。
日本ではノロウィルス騒ぎで、生牡蠣が敬遠されています。彼の地で再度極上牡蛎を食べたいですねえ・・

んまー。お気の毒です。これだからフランスでは、というか欧州ではAT車が流行らないんですよねー。問題が起こると、非常にメンドクサイ。寿命もATの方が短いかもしれませんね。日本人は車検とかもあって買い換えますが、フランスはスゴイ車が走ってますからね。動けば黒煙出てても良い、みたいな。
ちなみに我が家もATです。日本とかアメリカ、カナダでは主流なんですが、本当にこの辺では滅多に見かけませんね。ジジババの車、とバカにされたり。私はもうギアの車は運転できないと思います。

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