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2007.02.26

二・二六

「ローマ人の物語」(文庫版だと第13巻の19ページ)に、以下のような記述があります。

ラテン語で「Idus Martiae」としようが、英語で「The ides of March」としようげ、イタリア語で「Idi di marzo」としようが、「三月十五日」と書けば、西欧人ならばそれがカエサル暗殺の日であることは、説明の要もないくらいの常識になっている。西洋史でも屈指の劇的な一日、ということだ。

そんなものかと思っていましたが、この間実例に接しました。

とある会議で、インド人が「次回の会合は3月15日、The ides of March」と言ったのです。「これか」と思いました。ただ、その会議の出席者はアジア人ばかりで(オーストラリア、ニュージーランドの人も居たけれど)、その発言があったときも、特に反応はありませんでした。ワタクシは、上掲書を読むまでは「三月十五日」のことは知りませんでしたので、「アジアの人にとっては別に常識ではないのだろう」と思いつつ「もしかしたら反応もするほどのこともないほどの常識なのかも」とも考えました。もっとも、アレクサンダー大王の遠征が到達したかどうかはともかく、イギリスの植民地になっていたかどうかは、きっとその国で受ける教育の内容にも大きな影響があるでしょうから、「アジア」と一括りに言えたりはしないのですが。

で、日本でこの手の常識というと、やっぱり二・二六でしょうね。同じテロとは言っても、その規模、意味合いの違いから五・一五よりは知名度(というのもヘンですが)は高いでしょう。もちろん、八・一五、八・六,八・九はすぐに「何が起きた日」かは反射的に出てくる日付ですが。

二・二六は事件の重大性はもちろんですが、雪を媒介として忠臣蔵のイメージが喚起されることも大きいのではないかと思います。芝居の話(もちろん史実がそこにはありますが)と同一視するような不謹慎なことをするつもりではありませんが。

最近、こういう「日付を言うだけで」という事件に加わったのは9.11ですが、歴史の風雪に耐えて残りますかどうか。

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