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2007.07.30

ピアノの森

見て参りました。

よかったです。映像もきれいで、音も美しい。主人公(と言っていいでしょう)の一人のコンクールでのモーツァルトの演奏は、やたらロマンティックだなぁと思ったのですが、これがアシュケナージ先生のものでした。納得。なお、その演奏シーンは、アシュケナージ自身の演奏を録画してそれをもとにアニメ化したのだそうです。なるほど。

映画を見た後、コミックも現時点で既刊の14巻を一挙に大人買いして一気に読みました。一瞬、映画を見る前に読んでおこうかとも思ったのですが、原作→映画で映画に不満、というのがよくあるパターンなので、逆をねらいましたが、これは正解でした。

映画では、主人公たちの最初のコンクール(全国学生音楽コンクールの中部南地区予選)までで話は終わります。話もここでひとまず簡潔ですし、ちょうど良い感じです。ただ、原作の中の社会問題的な暗めの部分は注意深く避けられ、トーンはだいぶ健全な万人向けになっています。まあ、夏休みの映画ですからね、しょうがないでしょう。で、それを別にしても、話は当然色々と端折られるわけで、これは、原作を先に読んでいたらちょっと不満に思ったかもしれません。

しかし、やはり、音が実際にあるのは(原作は、ピアノが実際に聞こえてくるような漫画、と言われているらしいですが)、こういう題材の作品では特に強みです。あ、もちろん、その質が良いものだからこそなのですが。本編の音楽がなかなか良いので、エンドタイトルに流れる主題歌(?)とその音楽が、貧弱なものに聞こえて困りました。

なお、映画ではコンクールの課題曲がモーツァルトのイ短調のソナタだったのですが、これは原作ではヘ長調のソナタだということを、後から知りました。この差し替え、文句をつけるわけでは全くないですが、何で変えたのかなぁ、というのが謎です。

ところで、この「ピアノの森」はCLASSICAでエントリを読んで、見ねば、と思っていた、と思っていたのですが(ややこし)、今回リンク&TBしようと思って確認したら、それは「神童」についてのエントリでした(「ピアノの森」についても一言だけ書いてあったけれど)。ということで、「神童」も見ねば、って、まだやっているのだろうか。。。

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