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2007.07.04

鴨川ホルモー」

Kamogaawa
本屋に行ったら、最新作(第2作?)の「鹿男あをによし」を並んで平積みになっており、アビー・ロード@京都のジャケット、じゃない、装丁に目もひかれて買って来ました。

一気呵成でした。

面白かったです。昨年出版されたときには大きな話題となったみたいですし、今更かもしれませんが、一揆読みは久しぶりだったので、感想を一言。

骨格に話を限れば、まあ、大した話ではなくて、青春小説みたいなものです。あ、青春小説が悪いということは全然ないです。「大した話ではない」というのは、別に腐しているわけではありません。大した話ではないのにすばらしい小説は山ほどあるでしょう。ただ、この作品の場合は、伏線の張り方などがかなり目立つせいもあり、読んでいって骨格の話の筋に裏切られる意外性はないと感じます。それは予定調和的で気持ちいいともいえますし、まあ、わかりやすいともいえます。

で、そういうメインのストーリーを語る設定の大きさ、壮大さが面白かったんですね。なんていうか、これぞフィクションっていうか。もしかするとそのフィクションの部分と等身大の主人公(でも結構変な人多し)の対比というか、混交して出てくるところにクラクラさせられるのが快感なのかもしれません。難しいことは知りませんが、陰陽師って憧れるところもあるし。

似ているとか、比肩する作品とか、そう言うつもりはありませんが、「帝都物語」の読後感と通じるところがありました。

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