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2007.08.29

遠近両用

近視用のメガネをかけ始めたのは中学生の時だから、もう35年近く前のこと。昔は度が進んだり、乱視が加わったり(?)など、メガネを作り直す必要が結構頻繁だったのですが、その後は安定して、物理的にメガネが壊れたり、紛失したり(海で泳いでいて(!)なくしてしまった)したために買い直す機会の検眼結果は前回と同じ、ということが続いていました。目に関しては特に問題もなく過ごしてきたのです。

ところが、2年ほど前、会議中、どうも資料、特に細かい字のものがどうも読みにくい。

フランスという国は、室内の照明が暗い。目の色が淡いせいかどうか、本当に暗いのです。最初は、会議資料の困難さもそのせいだろうと思ってペンライトを買いました。また、字が小さいせいだと読書用ルーペを使ったりもしました。
ところがよくよく気がつくと、暗いとよけい辛くはあるのですが、明るいところでも手元のものは見えにくいのですね。でも、まあ、老眼とは認めたくなくって、どのやや弱い近視用のメガネを作って対応したりしておりました。
ですが、日本に帰ってからもこの状態はますますひどくなり、書類を見たり新聞や本を読むときなど、メガネを外せずにはいられません。面倒くさい。だけではなく、車の運転など大変で、信号待ちの間に地図を見るとき外していたメガネを発進時に素早くかけ、止まったらまた外して地図を覗きこむなど、危険ですらあります。

仕方ない、遠近両用の導入であります。

遠近両用というと、大洋の監督だった別当薫氏がHOYA・バリラックス2のCMが大変印象的で、近視のメガネの一部分に老眼用の視野領域がぽっかりと島のように浮かんでいる姿を想像していたのですが、最近のものはそういうことはないのですね。無段階的に変化して、パッと見にはそれと分からないようであります。
ただ、昨今の上下幅が狭いメガネ(ワタクシのものは26ミリでした)では、製作上少々問題があり、30ミリは欲しいとのこと。まあ、別にメガネの幅にこだわっているわけではないので、少しくらいのことはかまやしません。
ただ、高いのですよね。お勧めのレンズはこれとこれ、と言われたのですが、近視のレンズからすると倍くらいのものなのですね、さすが「両用」。しかし背に腹は代えられません。ただ、その2種の比較は「スッキリ感が2割くらい違う」というおよそ理解不能なもので、困りました。これは先方(店員)も「いやぁ、こういう説明しかしようがなくて、両方作って比較していただくわけにもいかないので、すみません」とのことでした。まあ、毎日使うものだし、と高いほう(1枚で5000円くらい違う)を選びましたが、う~ん、スッキリしません。ま、仕方ないです。

納品(というのか?)はおよそ1週間後。期待、大です。

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Comments

眼鏡を逆さにしていました。
な わけないか・・・
上の方ですが視野が狭いので、じれったい時があるという程度の話でした。今日の杉並のリゴレットは、字幕が薄くて見えませんでした。しかも会場の壁に直に映していた・・まあ、あまり関係ないですが

遠近両用だと字幕が見にくいのですか?ちょうど「近」領域に入っちゃうんでしょうかね?あれ、でも、「近」は下の方ですよね。。字幕は上?ううむ。

私も昨年とうとう導入しましたよ・・・でも、オペラとかで字幕をみるときなどじれったくなります。和真の眼鏡が気になりますが、私はチープなzoffです。

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