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2007.08.14

尾高の「イギリス」

Otaka尾高忠明指揮東京フィルのドヴォルザークの8番。
この盤は、東京フィル創立80周年記念として91年に出た「東京フィルハーモニー交響楽団名演集・I」というボックス5枚組の1枚です。このセットには尾高ではブルックナーの7番も入っていますし、他に東フィルと縁の深い岩城宏之(今井信子との「イタリアのハロルド」など)、ジャン=バティストゥ・マリ(ビゼー、ドリーブ、ドビュッシー)、クワドリ(ローマの噴水、モーツァルトなど)指揮による演奏が収められています。
これらはほとんどが定期演奏会の録音なのですが、この尾高のドヴォルザークは84年の「プラハの春」へ東フィルが出演したときの記録(併録の序曲「謝肉祭」はその直前の羽生市でのライブ)です。


演奏は、若干オーケストラが前へ行く音楽に乗り切れずドッコラショ感があるところもある(特に第1楽章)ものの、よく歌い呼吸する豊かな感興に満ちた音楽となっています。特に第2、第4楽章なかなか聞かせます。それから、フルートのソロ(第4楽章の有名な長いソロだけでなく)がとても良いのですね。当時の首席は現N響の中野富雄氏(87年に移籍)ですから、彼かもしれません。

ところで、尾高/東フィルのこの曲というと、83年9月、新座市民会館でのセッション録音も商品化されています(カメラータ・トウキョウ)。ワルター・ノータスとのチェロ協奏曲(こちらもセッション録音ですが、75年)との組み合わせでCD化されたものです。そんなにこのライブとは時期が違わないので聞き比べようと手持ちの盤のケースを開けたら、なんと中は空っぽでした。。う~む。時々こういうことがあります。持ち歩くときに移動用のケースに入れたりして、そのままになってしまい、行方不明のものが。。。
検索してみると堂々現役のようですが、そのために買い直すというのもなぁ、と二の足を踏みます。

ちなみに、東フィル名演集の方も現役なのですが、「名演集・I」に続く「II」を見かけたことはありません。果たして第1集だけで終わってしまったものなのでしょうか。それとも2011年の100周年をねらっているのでしょうか。。。

そうそう、尾高の「イギリス」といえば、4月にパリで行われた東京芸大附属高校のオーケストラの演奏というのも聞きました。帰国直前でばたばたしていてエントリー化しませんでしたが、これは中々の出来で、練習量の違いはあるのでしょうが、バイオリンなんかはパリのその辺のプロオケより上手かったです。

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