オペラの効用または「無視力」
ひょんなことから見始めた日テレの土曜9時のドラマ「ドリーム・アゲイン」。無事に終了し、ワタクシ完視しました。ジャイアンツが好きってわけでもさらさら無いんですが。たまたま第1回を見てしまうと、ついつい最後まで見ざるを得なくなってしまう、ってこと、ありますよね。
それはともかく、このドラマ、設定及び筋の展開にかなり無理や矛盾があり、毎回のようにツッコミどころ満載でした。特に最後の超力業による大団円ハッピーエンドは、それはないだろう、と良識ある読者なら思ってしまうところです。
が、ワタクシは動じません。
オペラで鍛えたから。
オペラの場合は音楽&うたの力で、荒唐無稽な、あるいは思いっきり理不尽な(不条理ではなく)、さらには内容のないくだらない話でも、感動できたりしてしまうわけですが、おかげさまで、ワタクシ、そういう点にたやすく目をつぶることが出来る力が醸成されました。音楽無しでも大丈夫です。
「これを気にしたら楽しめない」という信号を関知した瞬間、それは見ないこと、聞かないこと、考えないことにする、という「無視力」です。エンターテイメントで甘美な夢に酔うためには必要な力です。
現実世界で力を発揮させると危ないことにはなりますが。。。
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