トスカニーニのローマ三部作(XRCD24盤)
トスカニーニの盤のXRCD化の先頭を切って出された、この「ローマ三部作」。普通に出ているCD(ワタクシが持っているのは、90年代の初めに「トスカニーニ全集」として出された80枚くらいのシリーズの1枚)でだって、この演奏の素晴らしさは本当に別格で、特に「ローマの祭」は圧倒的です。1949年の録音ですが、未だにこれほど聞こえてしまう録音もないのではないかと思うくらいです。これがXRCD化されることによって、どうなるのか、大変楽しみで買い求めました。
いやぁ、素晴らしかったです。というよりとても驚きました。
このXRCD盤に比べたら通常版はまさにおもちゃのようです。インスタントコーヒーときちんと豆を挽いて淹れたコーヒーほどの差があります。ワタクシ、もともと音盤再生の音にはそれほどこだわる方ではなく、装置だって大したものを持っているわけでは有りません。それでこんなに違うと感じるのですから、もっと立派な環境の方にとっては、差は更に大きなものとなるのでしょう。
今までの盤では、言ってみれば、こじんまりと何かガラスケースの中に置かれたものを眺めるといった趣であったのに対して、このXRCD盤は、ケースの中から出されているだけでなく眼前にそのものが醸し出す空気や匂いまで感じさせてくれるようなものです。ホールの中で実際の空気の振動を体験しているような気がします。
3400円を超えますから、通常盤の倍以上の値段なので、出るものすべて買ってこれに入れ替えるか、というと二の足を踏みますが、でも、これぞという大切にしている録音については、この値段の差には目をつぶらざるを得ません。
願わくは、ビクターさんには、たくさん出して欲しいような欲しくないような。。。
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