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2008.03.11

ねにもつタイプ

岸本佐知子さんという翻訳者のことは、もともと「中二階」の訳者として知ったのでした。その後CLASSICAさんで「気になる部分」「ねにもつタイプ」それぞれの紹介を読み、という順番で、まさにiioさんのおっしゃるとおりのルートだったのですが、これらはパリ時代だったので、実物を手に取ることなく今日まできていたのでした。
それが、図書館で蔵書の検索をかけていたときに、天啓のように「岸本佐知子」の名前が降りてきて、「ねにもつタイプ」を見つけ、借りたのでした。

面白い。

CLASSICAさんの紹介は、この本(短編エッセイ集といった趣)の比較的穏健(?)なアーティクルを選んでいらっしゃっていて、それもとても面白いのですが、ワタクシ的には、筒井の世界や、「田紳有楽」みたいな味わいが、とても楽しかったです。ちょっと怖くなりますが。

もう一つ、同い年なのですね、この人とワタクシは。そうすると小学生くらいの自分に直結するアーティクルには、もう無条件降伏状態になってしまいます。当時の流行ものの固有名詞を目にして、うんうんとうなずき、「こんな風に思っていた」なんて話は、まあ、特に同年代と言うことだからでは本当はないのかもしれないけれど、でも、そう思って読むとそれだけ余計に、あ、これこれ、おんなじだぁ、となってしまいます。
特にキタのは、小学館の「学習図鑑シリーズ」(114ページ)。「汽車をとめたヤスデ」の絵も説明文も今でも鮮明に覚えているし、昆虫についての「食べ物でちがう顔の形」も同様です。懐かしすぎて悶絶します。電車内だったので我慢しましたが。

実は、妙に共感できるなぁ、とそこまで読んできて、その図鑑の奥付が昭和40年と書いてあるのにハッとして、著者のプロフィールを奥付で読み、ああ同い年なんだ、となったわけです。

早く「気になる部分」も読まねば。

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Comments

ちょうど今日、図書館から、予約していた「気になる部分」が返ってきたという携帯メール(最近は便利になったものですねぇ)が届きました。借りてこ来よっと。

Posted by: 亭主 | 2008.03.15 at 09:21 AM

おおー、お読みになられましたね。
「気になる部分」はさらに傑作ですよ!

Posted by: iio | 2008.03.12 at 11:47 AM

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