ウィーン・オペラが1面を飾った頃
朝日新聞の段組と活字の大きさが変わるそうです。そのこと自体は「ああそう」程度のことですが(←本当は老眼になりつつある身には嬉しかったりする)、それの車内吊り広告について。
この中吊り、紙面の組み方などの変遷を幾つかの紙面を並べて紹介していますが、その一つに、1980年9月の夕刊1面が載っています。紙面の編集にコンピュータを導入したとか、そんなことでしたが、この紙面には来日を控えたウィーン国立歌劇場の紹介記事が載っています。判然とはしないのですが、どうも連載されたもののようで、ヤノヴィッツの伯爵夫人らしき舞台姿の写真が載っていますから、当時の来日演目のうち「フィガロの結婚」を紹介した記事のようです。
朝日新聞は主催者の一員だったのでしょうか。それにしても、今やオペラの引っ越し公演が1面で紹介されたりはしないような気がします。もう30年近く前のことなのですね。
当時学生だったワタクシは、「フィガロ」のチケットを買うべくプレイガイドに並んだのですが、買えたのはたしか最終日の公演で、蓋を開けてみれば指揮したのはベームではなくホルライザーだったことを思い出します。
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