ディ・ステファノ逝去
坂本君のところでジュゼッペ・ディ・ステファノが亡くなられたことを知りました。86歳だそうです。(ロイター電、共同キャリーの西日本新聞)
カラスとは私生活でも色々あったようですし、彼女との共演は多くの音盤も遺されているわけですが、「カラスの共演者」という言われ方をされるのは可哀想でしょう。特に日本では唯一のカラス来日の時の相方としての印象が強いとしても。
上掲「おかか1968ダイアリー」でジャケットが見られるCDが遺されたナポリ民謡も彼の真骨頂の一つですし、もちろんオペラの分野でも一時代を画したテノール歌手の一人でした。各地の劇場でのライヴ録音もたくさん遺されているのですが、ワタクシが愛してやまないのは、1958年ブリュッセル・ライヴのカヴァラドッシ(トスカはテバルディ、スカルピアはバスティアニーニ)。他の歌手が頑張ると負けてなるものかとまさに声を張り合う(特にテバルディとディ・ステファノ)さまは、何というか、唖然とするほどです。中でも、第2幕の"Vittoria"(*)での、本当に長い長いロングトーンには鳥肌が立ちます。そしてその部分に命を賭けたディ・ステファノは、その後に続く部分では、何が何だか無茶苦茶状態になりつつ、しかし興奮した観客の大歓声・喝采に送られて退場していきます。ワタクシは、このCD、その部分だけ何度もリピートしてしまいます。Legatoというレーベルで持っていましたが、その後、新潮オペラCDブックスのシリーズに収められたので、最初の盤は手放しました。今は、入手可能なのかどうかはよく分かりません。残念ながら。
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Comments
こんばんは。ブログへのリンク、誠にありがとうございます。
ディ・ステファノの「星は光りぬ」(1952年収録)が下記のサイトで聞けます↓
http://parterre.com/?p=564
彼は、まさに星になってしまったわけですね。
Posted by: おかか1968 | 2008.03.04 at 09:09 PM
コメントありがとうございます。>坂本くん
本当に星になってしまいましたね。でも、最後の事件は悲劇ではありましたが、年齢的には天寿を全うしたと言えなくもないのではないでしょうか。
Posted by: 亭主 | 2008.03.06 at 02:03 AM