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2008.07.06

中学校のシャルパンティエ

Koyano図書館で借りてきて読みました。小谷野敦の音楽エッセイ集で、なかなか面白い話もありました。
一番共感できたのは「声に惚れる」という話で増田明美の声を絶賛しているところ。ワタクシも常々素晴らしいと思っていました。また、池田昌子に触れているのも嬉しかったです。ただ、ワタクシにとっては、ヘップバーンの吹き替えと言うよりもメーテルではあるんですが。。。そうそう、「銀河鉄道999」は公開時に劇場に5回見に行ったのでした。こんなに同一興業で複数公演に通ったのは、他にジョルダンの「パルシファル」があるだけです。
ううむ、こういう同年代(ワタクシと2歳違い)の人が書く若い頃の話を読むと、遠い目モードになってしまっていけません。「みんなのうた」でブラームスの1番のメロディーに歌詞を付けて和田アキ子が歌った歌の話も出てきて(「奇妙な音楽生活」、「「みんなのうた」の日々」)、ああ、あの奇妙なものを覚えている人はやっぱりいるんだなぁとか、そうそう「花神」のテーマ曲(林光)は確かに良かったけれど、あれはシェヘラザードのパクリっぽかったとか、誰か私を止めてください状態になってしまいます。
ということで中々楽しめるので、「ワーグナーの結婚行進曲は「パルシファル」」とか「バルツァのケルビーノ着替えシーンでの後ろ向き肩出しがエロティックだったのはベルリン国立歌劇場来日公演」とかの勘違いによるミスはありますが、目をつぶります(でも増刷するときにはどうぞ直してくださいませ)。

【7月7日追記】
昨日書いたときに、一番大切なことを書き忘れてしまっていました。表題作の「中学校のシャルパンティエ」というのは、筆者が教育実習仲間の音楽家の女学生に惚れた話で、ギュスターヴ・シャルパンティエの「ルイーズ」の中の歌をその女学生が歌った思い出、というようなエピソードがあるのですが、これはとても叙情的できれい。心に残る作品でした。表題作たるにふさわしいと思いました。

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