N響アワー〜シュタイン追悼
ワーグナー、ベートーヴェン、シベリウスというプログラムでした。放送曲目を知った時にはワーグナーをもう一曲とも思ったのですが、病を得てからのシベ7はその指揮姿共々とても味わい深いもので、この選曲には納得です。ドヴォルザークの「イギリス」(このニックネーム、最近あまり見ませんね)のリハーサルが見られたのも良かったし。(音を外した奏者に「何やってんだ」と言わんばかりに睨み付ける眼の怖さ!)
放送された「オランダ人」序曲は83年3月の演奏でCDにもなっているものですが、ホルンのメンバーの豪華さに目を見張りました。千葉、山本、田中、一色、松崎といった面々が勢揃いです。千葉馨引退直前ということもあったのでしょうか。松崎氏だってちょっと前に首席として入っていた筈なのに5番(?)ですから。強力です。
また、コンマスは徳永ニ男なのだけれど、トップサイドには堀正文が座っています。そういえばこの頃N響は、名誉指揮者が振る時には、コンサートマスターを2人出演させていた気がします。
などと、シュタイン追悼番組なのに、往年のN響を懐かしむ、みたいな見方のワタクシでした。
しかし、、BSの追悼番組を見損ねたのは本当に痛いなあ。80年の方のワーグナープロからや「イギリス」本番や、興味深く、楽しめるものが満載だったのに。
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Comments
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campagnoloさん
コメントありがとうございます。
昔の映像には懐かしさが満載になりますよねぇ。そうですか、現役でご逝去ですか。。。
Posted by: 亭主 | 2008.09.10 09:07 AM
初お邪魔します。
Hrの面々には専門外のアタシもびっくりいたしました。実はオランダ人でチェロの徳永さんの後ろで弾かれていたタニミさん(N響現役時代ご逝去)はアタシのチェロを選んでいただいた心の師匠です。レッスンは・・・・
Posted by: campagnolo | 2008.09.09 08:44 PM
そうなんですよぉ。ちゃんと録画予約したと思っていたのに、操作ミス(というか機械の扱いに習熟していなかった)のために、取り損なったのでした。本当に痛恨です。
NHKも追悼の機会とかだけじゃなくて、過去のアーカイブから名誉指揮者たちの名演を定期的に放送して欲しいと思うものですが、色々と契約とかで難しいんでしょうかねぇ。。。「思い出の名演奏」とかシリーズも最近接することがないし。
Posted by: 亭主 | 2008.09.09 08:42 AM
ううーむ
BSでそのような追悼番組が・・・
見逃したのが痛恨の極みであります;_;
Posted by: ナゾの編集人 | 2008.09.08 10:57 PM