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2008.12.20

女装する女

Joso小学校の同級生が亡くなったときに、旧交を温めようと集まる会がありました。その参加者の一人が上梓したのが、本書「女装する女」です。著者のブログはこちら

この本は3冊目になるのだそうですが(1冊目は「女ひとり寿司」、2冊目は「クラブカルチャー」。両方ともあいにく未読)、現代の女性の風俗を10の切り口から描いた本書、なかなか面白いです。

各章のタイトルは、

1.女装する女
2.スピリチュアルな女
3.和風の女
4.ノスタルジー・ニッポンに遊ぶ女
5.ロハス、エコ女
6.デイリーエクササイズな女
7.大人の女になりたい女
8.表現する女
9.子供化する女
10.バーター親孝行な女

ああ、そーゆー人いるなぁと深く頷いたり、え、そんな人いるの?!と驚いたり、その気持ち分かる分かると共感したり、何でそんなナンだろと謎マークが渦巻いたり、まあ、いろいろですが、全般的に、ワタクシが普段見聞きしている範囲を超えたところでの話が多く(引き合いに出されている固有名詞(お店や雑誌の名前とか)の多くは初めて目にするものだったりします)、新鮮です。
一つずつ理屈を積み重ねていくような分析ではなくって、いきなり断定していくところが特長で、「女は元々○○に向いている」的な前提が、ぽーんと放り出される部分が沢山あるのですが、「そうかなぁ?」と思う間もなくどんどん話は進んでいきます。テンポの良い会話のような文体と一体となってのスピード感。感覚的と言っても良いのかも。気持ちよいです。

男性との対比で語られるような部分は、男子たるワタクシとしては「オトコを一括りにせんといて」と言いたくなるところもなくはないですが、まあ、そんなこと言っていたら何も書けませんからね。それに、「オンナを一括りにした」言説も多々飛び交っているのですから仕方ありません。

ところで、色々なタイプの女の姿が描かれている本書、各章の長さは一様ではありません。というか、表題となっている「女装する女」の章が一番長い。主張もこの部分が最も力が入っていて(そして盛りだくさん)、筆者のテンションも高いと感じます。この調子で一冊続いたら、と思う反面、そうなると疲れるかなぁ、という気もして、ワタクシとしてはほどよく感じます。

最後に。

多くの部分で「モテ」という言葉が通奏低音のように響いています。大切なことだと思います。

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