« 動物柄のネクタイ(21)「ペンギン」 | Main | パリのパン屋さんへ行こう »

2009.05.16

レヴァイン・MET25周年ガラのCD

Metgalajl251中古CD屋で発見して捕獲して参りました。METのガラのCDというとルドルフ・ビングの引退のときのものが市販されていますが、本CDは、ジェームズ・レヴァインのMETデビュー25周年記念ガラの一部を収録したものです。
彼が「トスカ」で初めてMETの指揮台に上ったのが71年、その後、73年には首席指揮者、75年には音楽監督、そして86年からは芸術監督。現在でも継続中なのですが、こんなに長く指揮者がオペラ・ハウスのシェフとして君臨し続けている例は、他になかなか思い当たりません。もちろん、アメリカで若くして(71年のデビュー当時28歳!)そのキャリアが始まったという事実もあるわけですが。

さて、先ほど「ガラの一部」と書きましたが、当夜の公演は午前2時まで7時間に及んだのだそうです。このCDではその5分の1くらいしか収録されていないわけですが、それでも豪華さには目が眩みます。歌手と歌われた曲は以下のとおりです。

アラーニャ/ターフェルの「真珠採り」、フレミングの「ルイーズ」、ドミンゴ/ラメイの「ファウスト」、コトルバスの「ジュディッタ」(レハール)、ザジクの「ドンカルロ」、テ・カナワ/ターフェル/フレミング/ハドレー/ホン/ロビンスの「ドン・ジョヴァンニ」、スエンソンの「ロメオとジュリエット」、マッティラ/ハーゲゴードの「こうもり」、クラウスの「ウェルテル」、バンブリーの「サムソンとデリラ」、ヴォイトの「タンホイザー」、フォン・シュターデの「ペリコール」、フォン・オッター/マーフィーの「バラの騎士」

旬の歌手、キャリアの頂点の方、大御所、METでのおなじみさん、などなど、まぁ、綺羅星の如きとはこのことですね。で、案外と言っては何ですが、フランスものが多いですよね。収録13曲中7曲。日本(やフランス語圏以外の諸国)では、イタリア/ドイツ・オペラがその演目の多くを占めているのではないかと思いますが、前世紀の前半のアメリカでは、多くのフランス人歌手が活躍し、想像以上にフランスものが上演されていた、と読んだ記憶があります。まあ、このCDの収録曲が、当夜のプログラムの全貌を窺わせているのかどうかは分かりませんが。

そして、最後に、ニルソンの「レヴァインへのトリビュート」というスピーチが入っています。ジミーとやったサロメはすばらしかった、などなどの話をした後に、こういう席での私流の気持ちの表し方です、とか言って「ハイアハー、ホヨトホー」と一節歌って聴衆大喝采。

Metgalalj252


|

« 動物柄のネクタイ(21)「ペンギン」 | Main | パリのパン屋さんへ行こう »

音楽」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/10092/45007623

Listed below are links to weblogs that reference レヴァイン・MET25周年ガラのCD:

« 動物柄のネクタイ(21)「ペンギン」 | Main | パリのパン屋さんへ行こう »