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July 2009

2009.07.30

THE SONY OPERA HOUSE 第2弾

シャルパンティエの「ルイーズ」に関するエントリーで、THE SONY OPERA HOUSEのシリーズについて触れたのですが、第2弾がリリースされました。内容はこちら

ワタクシとしては、前のエントリーでも書いた「ルイーズ」(プレートル、コトルバス、ドミンゴ)、「ミニョン」(フォン・シュターデ、ホーン)、「バラの騎士」(バーンスタイン/ウィーンフィル)が復活してきたのがとりわけ嬉しいです。今までカタログ上生きていたかどうかよく知りませんが、ブーレーズの「ペレアスとメリザンド」、アッバードの「ボリス・ゴドゥノフ」、小澤の「スペードの女王」、マゼールのプッチーニ「三部作」、「ドン・ジョヴァンニ」辺りは抑えなければと思いますし、レヴァイン/メトの90年代のヴェルディ(「ドン・カルロ」、「アイーダ」)やスポンティーニ、グラスなどの珍し系のものも、この値段ならばと思います。

いやぁ、ますます未聴盤が増えてしまいます。

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2009.07.22

若杉弘、亡くなる

朝刊を開いて、驚きました。74歳、多臓器不全とのこと。

日本のオペラ界、新しい音楽の紹介などについて、大きな貢献をしたことは疑いありません。

初演魔と呼ばれた読響時代は知らないのですが、都響の監督としてマーラー、ワーグナー、ブルックナーなど様々なチクルスを打ち出して、それは時に大曲主義とか言われて、オケの基礎のトレーニングが進んでいるのかとか、指揮自体については譜面から顔が上がらないではないかとか、色々な批判も浴びていましたが、でも、ワタクシはそれでも「若杉派」でした。

プロデュースに非常に長けた人でした。ブルックナーとメシアンを組み合わせたシリーズとか、N響定期で「交響曲6番」ばかりでプログラムを組んで見せたりとか、プログラミングに意趣を凝らして。もともとプロの音楽家としての教育を受けて育ったわけではなくて、文学青年(?)が芸術青年になって音楽家になったような(正確ではないかもしれません、ワタクシの印象です)ところがあって、それが反映された活動はたまらなく魅力だったのですよねぇ。

秋にミュンヘンオペラが来日する年の春の都響定期で、「予習」と称してまだまだなじみの薄かった「アラベラ」の抜粋をやったりとか、面白かったなぁ。

だから、新国立劇場の監督という仕事は本当に彼の才能が発揮できる場所であったと思うし、実際、日本のオペラの資産を掘り起こし次代に伝えていく仕事、様々なお客の入らなさそうなしかし重要な作品を取り上げる姿勢は、このハウスの進むべき方向を明確に示していました。どのみち任期は次のシーズン一杯ではあったのですが、彼を失うことは非常に大きな損失です。

ご冥福をお祈りします。「ヴォツェック」はちゃんと聴きに行こうと思います。

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2009.07.13

ファビオ・ルイージ、ドレスデンからチューリッヒへ(2012)

WEBぶらあぼの記事でルイージが2012-13シーズンからチューリッヒの音楽総監督となるというニュースを知りました。
あれれ、ドレスデンとの兼務はいくら何でも無理だけれど、あっちはどうなるんだろう、と思って調べてみたら、既に先月、彼はドレスデンとの契約(2011-12のシーズンまで)を延長しないと文書で通告していたことを「自家製クラシカル・クロスオーバー」さんのエントリで知りました。そこには、チューリッヒとの契約についてのエントリも上げられています(この「自家製クラシカル・クロスオーバー」さん、不明にして存在を知らなかったのですが、ニュースの発信量が半端でないです)。

で、そこ経由でたどり着いたドイツの新聞記事などを、機械翻訳で判読したところ、ルイージがドレスデンを続けないことについては、「一身上の都合」としかしていないが、財政上の問題とかウルリケ・へスラー次期支配人の任命とかも関係あると推測されている模様です。また、個人的な理由として、ルイージのお子さんの病気ということも取り沙汰されてもいるとのことです。

ルイージ、ドレスデン双方を愛するワタクシとしては非常に残念です。意欲的なプロジェクトやプロダクションもしているところなのになぁと。まあ、色々事情もあるのでしょう。仕方ありません。せめて任期の中で充実した仕事をしてもらいたいと思うところです。

しかしながら、ドレスデン→チューリッヒというのは何ともはや。欧州楽壇における、諸々の条件を勘案した位置づけというのは今どうなっているのか、必ずしも判然としませんが、でも、(オケだけ比べても詮方ないこととは分かっていつつも)、ドレスデン・シュターツカペレを擁するエルベ河畔の古都から、あの物価だけやたらと高い地への転身なんてなぁ、と思ってしまいます(「有名」歌手はたくさん出ますが)。

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2009.07.11

高田鳥場:「日本を元気に」するプロジェクト

数日前、画面左側の方に、鳥のかぶり物付きの怪しい男性のブログパーツを貼り付けました。

ある日、「高田鳥場の代理人」と名乗る方からメールが来まして、「日本を元気に」するプロジェクトに賛同されますか?とのこと。もちろん、ということで送られてきたのがこのパーツ。まだ稼働していませんが、来週はじめには「トリ占い」が楽しめるようになるはずです。

この怪しい人物、高田鳥場氏は、エステー宣伝部の匿名特命宣伝部長です。ブログはこちら

エステーと言えば、前にご紹介した消臭力のCMには感動させられましたが、その後も続々と出しているようです。最新のもの、高田鳥場氏が出ている消臭プラグのCMもエステーのサイトで見られます。ただ、残念なのは、当時のものはもう公開されていないらしく、上のワタクシのエントリーからのリンクも切れてしまっていることです。容量には限りがあるとは思いますが、昔のものもいつでも見られるようにして頂けるとありがたいのですが。。。

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2009.07.08

憂愁の道は四つ(ダニエル・ブレル/ル・ポエム・アルモニーク)

アルファ・レーベルから出ているル・ポエム・アルモニークのCDです。といっても古楽ではなくって(と言って良いものかどうかもよく分からないのですが)、ダニエル・ブレルというバンドネオンの音楽家(現存)の曲を、グループだけで、あるいはブレル氏も交えて、中にはブレル氏のソロもありますが、演奏したものです。
タイトルが「憂愁の道は四つ(Quatre chemins de melancolie)」というところからして既にそそりますが、基本的に夜の音楽です。そしてあまり多くの聴衆に向かって演奏するようなものではないです。一人で部屋の電気を消したりしてウィスキーを生でちびちびやりながら聴くイメージと言ったらいいでしょうか。
正直言って全16曲の中には酔っぱらいの繰り言みたいにぶつぶつ訳の分からないことを言っているような曲もあります。唐突な例えですが、ブルックナー嫌いの人の「なんだか同じようなことを繰り返していて、突然それが止まったと思うと全然別のものが唐突に始まる。ついていけない」という批判も少しは理解できるかなぁ、と思ったりもしました。
むろん、全体としてみれば、もちろんそんな曲ばかりではないわけで、体をなしているものも沢山あります(←なんて失礼な言い方でしょう!)。そして、全体として追想というか懐旧の情を起こさせるような点では共通している曲たちです。

聴くべし、なんて進め方はちょっとできかねるのですが、まあ、こちらで試し聞きをされたらいかがでしょうか。

ワタクシは、最近カズオ・イシグロの「夜想曲集」を読んだので、より、こういう感じの音楽にスッと入れたのかもしれません。

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2009.07.07

渋谷駅にて

Dq
ああ、そろそろ発売でしたね。

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愛の悲しみ(クレーメル/アルヘリッチ)

KaberlinこのCD、ベルリンで行われたアルヘリッチとクレーメルのリサイタルの記録なのですが、ワタクシにとってはダントツにアンコールの「愛の悲しみ」のCDなのです。2006年12月、この2人はヨーロッパツアーをしていたらしく、同じ(たぶん)曲目で、パリでの演奏会を聞いております。そのときも、鳥肌モノだったのが、アンコールのクライスラー。特に「愛の悲しみ」。
ちなみにアンコール1曲目はパリでは実はラテン系の音楽だったのですが、ベルリンではしなかったのか、それともCD化に当たりカットされたのか。最初はピアソラかと思ったのですが、なんか違う気が。

それはともかく。この「愛の悲しみ」は、これだけのためにこの2枚組のCDを買っても惜しくない、と思います。もう、口では言えません。聞いてもらうしか。

クレーメルのこの曲は、ロッケンハウスのアンコールを集めたCD(PHILIPS)とマイセンベルクとのスタジオ録音のDG盤が残っています。後者は、一言で言えば、ライヴの2種類の演奏には遠く及びません。共演者とのコミュニケーションから来るインスピレーションがなかったのか、スタジオ録音がいけなかったのか、それはワタクシには分かりません。PHILIPS盤は多分廃盤で、ワタクシはオークションで入手しましたが、店頭には今は見かけません。DGはそのトラックだけサイトから1.29ユーロ払ってDLできますが、2種類のライヴを聴いてしまうと、正直言って、この演奏をわざわざ聞く必要は(クレーメルの変遷とかについて論文でも書かない限り)ないのではないかと思われます。

で、これはもうとにかく別物。

PHILIPS盤もピアノはアルヘリッチで、ライヴだし、このベルリンライヴと甲乙付けがたい感じではあります。が、20年(推定)の歳月は、音楽を熟成させます。出だしの枯れたような音色はよくできた赤ワインの長い年月を経た先の枯淡の味わいを思わせます。

聴くべし。

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2009.07.06

記録の「商品化」?(ギャルド84年来日公演)

「よかったぞぉ~!!」で書いたギャルドの公演のエアチェックテープを発掘しました。84年9月30日、NHKホールでの演奏でした(放送は11月5日)。曲目はやはり「トッカータとフーガ・ニ短調」。演奏直後に(フライング気味でも何でもありません)、「よかったぞぉ~」という男性のやや高めの声が。応援団でこういう凛とした通る声の人ってたまにいるなぁ、というそんな声です。そして、その声に続いて拍手が。ワタクシは、歌舞伎のかけ声が決まった時みたいで好感を持ちます。が、会場にいた人はまずはびっくりしたでしょうね(ワタクシも放送を聞いていたときはまず驚いた)。

で。

ネットで見ていたら、このときの(まさにこの日の)演奏がつい最近NHKエンタープライズからDVD化されて発売されていました!というか、この商品の目玉は61年の初来日時のステレオ録音(当時立体音楽堂で放送されたとのこと)だとは思いますが。

早速勇躍買って参りました(買わいでか)。

ところが。

このDVDでは、くだんの「よかったぞぉ」がカットされているのです。フツウに拍手が始まります。そりゃぁないでしょう。演奏者のミス(カラヤン大阪振り間違えとか)や明らかに鑑賞の妨げとなるような会場ノイズがあればそれはDVDにするに当たって消すというのはあり得るかもしれませんが、これは消す理由が分かりません。鑑賞の妨げとなる雑音だと判断されたんでしょうか。いやぁ、むしろ貴重な記録(それも害のない)だと思いますがねぇ。


このDVD/CD、非常に充実したブックレットがついていまして、そこにNHKメディアテクノロジーという会社(?)の辻本さんという方が、これらの映像の放送と処理について書いていらっしゃっています。84年の方に話を絞ると、衛星放送(試験放送)で2回(1回は生放送!)、総合テレビで1回、FMラジオで1回(これがワタクシが録音したもの)放送されていますが、NHKに唯一残っているテープは総合テレビのもので、これは衛星放送が完全中継であるのに比べて4曲がカットされている短縮版なのだそうです。しかも音声は編集コピー後のアナログ。
幸いなことに、NHK技研に当時在籍していた辻本さんが、衛星生中継を、音声はデジタルで画像はアナログで録音した記録が残っていたので、このデジタル音声とNHKに残っている映像テープをシンクロ(技研に残っていたアナログ映像は民生用VTRのものでクォリティが低い)させて、今回のパッケージとしたのだそうです。なお、総合テレビでカットされた4曲も、その民生用VTRにデジタル音声をシンクロさせて「特典映像」として収録されています。

というように、残っている記録からの最良の素材を集めて可能な限り高いクォリティのものを作ろうとする姿勢は素晴らしいものだと思いますし、そのプロセス自体をこうしてブックレットに貴重な記録として残す姿勢にも敬服致します。

が、ですが、それだけに、「よかったぞぉ~」はカットしないでくれればよかったのになぁ、と私は思ってしまうのです。商品化されるということはこういうことなのかもしれません。

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2009.07.03

よかったぞぉ~!!

CLASSICAさんに「ありがと~う!」というエントリーが上がっています。

思い出したのは、今を遡る20数年(?)前、フランスのギャルド・レピュブリケーヌが来日したときのこと。
ラジオで公演を聞いていて(生中継だったかなぁ)、たぶん一曲目、有名なバッハのトッカータとフーガじゃなかったかと思うのですが(←記憶あやふや)、終わった瞬間、拍手より早く

よかったぞぉ~!!

と会場に響き渡るかけ声がありました。放送でもはっきり聞き取れました。いやぁ、度肝を抜かれましたね。でも、日本なんだから何もブラボーでなくたって良いよな、と納得した次第です。

アレ、音でも残っているのかなぁ。

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2009.07.01

6月の歩行記録

6月の歩行記録です。

歩数 33464711154
消費カロリー 13057kcal435kcal
歩行距離 217.38km7.24km
(  )内は1日平均

6月も5月に続き1日平均1万歩を達成し、1万1千歩超を記録しました。日曜日の夜の時点であと2日を残し、既に合計30万歩を超えたというなかなかのハイペースでした。本人としては特に一生懸命歩いたつもりはないのですが、まあ、こういう風に無理なく達成できるのが理想的です。

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