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August 2009

2009.08.28

ヘファールト ~降誕節のための合唱枠品集~

Gevaertヘファールトという19世紀末ベルギーの作曲家・理論家・教育者の合唱作品集です。中心となるのは、降誕節のための大ミサ曲「ひとりの嬰児が、私たちのために生まれた」というもので、それと10曲以上の古謡などのアレンジです。伴奏は、ハルモニウム、オルガン、ハープが曲により担当します。

これ、すごくきれいです。静謐で透明な世界が広がります。何曲目かを聴いていて思い浮かんだのが、ドビュッシーの「3つのシャンソン」でした。

ちなみに、ドビュッシーのこの曲、本当にすばらしく、遠い昔に初めてエリクソン指揮のスウェーデンの合唱団のレコードを聴いたときの心にまっすぐ踏み込んでくるような感動は、今でも忘れません。

まあ、本CDに収められている曲がすべてそのレベルとは言いませんが、でも、愛すべき1枚だと思います。演奏も素敵です。ただ、これ、気がつくとすべてクリスマス関連の曲で、今はいくら何でも時季外れかもしれません。

で、この時季外れの1枚を買ったのは、「世紀末ベルギーの貴き作曲家」というタイトル(?)のせいです。このヘファールトは、当時ベルギーで音楽家として一身に尊敬を集めた(らしい)人物。第二帝政期(ナポレオン3世時代)にパリ・オペラ座の音楽監督を務め、その後政治体制が変わったことによってその職を失い、ベルギーに帰国してブリュッセル音楽院の院長として君臨(?)しながら多彩な活動をしたとのことです。

しかしながら、正確に言うと反応したのは「ベルギー」です。

なぜか。

これのせいです。

四半世紀も前の東京の近代美術館でのベルギー象徴派展は、それはそれは良いものでした。その後、ベルギーの画家達は自分の中で結構大きな位置を占めています。そして、駅のポスターで今回の展覧会を知り、これは見なければと思っております。これって姫路市立美術館のコレクションを公開するものらしいですが、きっと姫路に行っても全部展示されているわけではないのでしょう。

そんなことで「ベルギー」という活字に反応して買ってしまったという顛末です。まあ、なかなか良いCDだったので、結果オーライかと。

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2009.08.24

若杉の映像「火刑台上のジャンヌ・ダルク」

カセットテープだけでなく、VHSテープもひっくり返して、若杉弘のもので手元に何があるかを探しました。

「ペレアス」はなかったのですが、1989年にN響とやった「火刑台上のジャンヌ・ダルク」が!

それも、全曲の録画(芸術劇場)に加えてN響アワーでの1時間弱の抜粋がありました。当時のN響アワーの司会は森ミドリで、1996年以来長年続いている池辺晋一郎(西村朗)+壇ふみ(若村麻由美、高橋美鈴ほか)の二人体制になる前のことでした。

で、そのN響アワーの方には若杉自身がゲストとして出演していて、原語であるフランス語による演奏の意義を切々と訴えています。この時が原語による日本初演だったのですね(日本語による初演は1959年に草笛光子、露口茂が出演して岩城宏之/東フィルとのこと)。この時のジャンヌ役はアンヌ・フルネ(ジャン・フルネのお嬢さんです)、神父役はドミニク・ルヴェル。歌手は、伊藤叔、佐藤しのぶ、大倉由紀枝、伊原直子、村田健司、福井敬、勝部太といったところ。

96年の11月には、若杉は日生劇場で舞台上演の指揮もとっていますが(音源雑記帖さんにレビューあり)、その時は日本語だったのこと。まあ、色々上演に当たっての制約とか条件とか、会ったんでしょうが、きっとフランス語でやりたかっただろうなぁ。

さて、この演奏会、幸いなことに聴きにいっています。が、ジャンヌの昇天に圧倒的な感銘を受けたことの他は、演奏がどうだったかとかあまり覚えていないんですよねぇ。あとは商店の前の部分のジャンヌの小さな歌と、裁判場面の豚の裁判長の部分くらいしか。まあそれは仕方ないですが。

「期待の公演」だったし、ぶっつけでなくて「予習」はしたと思います。ボドの演奏だと思います。小澤/フランス国立管のCDは、同じ89年の6月の録音だから、まだ出ていなかったんじゃないかなぁ。

ちなみに、同じ小澤がサイトウキネンで「ジャンヌ」を取り上げるのは93年のことです。ワタクシその頃長野(松本ではないです)に住んでいたのですが、当時サイトウキネンにはゆえあってアンビヴァレンツな感情があり、結局行かなかった(行けなかった)のでした。今思えば、何とかして行くべきだったなぁと。
小澤は、フランス、松本と同じくマルテ・ケラーを起用してウィーンフィルとザルツブルクでもやっていて(88年)、そのカセットテープも発掘しましたが、デジタル化は他にも候補が多々あって、先のこととなりそうです(したがって(?)聴いていない)。

でも、やっぱり、この曲はナマで聴くものかなぁと思ったりもします。自分がナマでないと長丁場集中できない体質のせいかもしれませんが、この曲ってある意味で儀式みたいなものかもしれませんし。

最近では2006年にアルミンクが新日フィルでやっている(レヴューはこちらに)のですが、その時は日本にいませんでした。あれ、でも、フランスでの方がこの曲に接する機会がありそうなものですがねぇ。上演されていたけれどスルーしていたのかなぁ。ちょっと謎です。あるいは、ここ数年はこの曲への熱が若干治まっていたのかもしれませんが、若杉ビデオの発掘に伴って、ナマでこの曲を聴きたい気持ちが急上昇です。

そうそう、イングリット・バークマンの映画というのもあるそうで、まずはこれを見るところから始めましょうか。


以上、今回のエントリーは、全面的に「音源雑記帖」さんに頼り切ってしまいました。 m( _ _ )m

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カシマ

Kashima1
Kashima2

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2009.08.22

ブルク劇場コンサート(1783)の再現@1991東京

カセットテープの山から発掘しました。1783年にモーツァルトがウィーンのブルク劇場で行ったコンサートの再現演奏会、1991年5月6日のN響サントリーホール定期演奏会、モーツァルトシリーズで行われたものの録音です。蛇足ですが、この年はモーツァルトの没後200年でした。

この再現演奏会、3年前のエントリーで、パリでツァハリアスが行ったものの感想を書きました。その時、日本でも、2002年に北とぴあでこの再現演奏会が行われているが、その他にも昔ラジオで聴いた気がする、と不確かな記憶を述べたのですが、それがこれだったわけです。

曲目は、

1.交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」から第1~3楽章
2.歌劇「クレタの王イドメネオ」 K.386から「もし私が父上を失い」
3.ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415(387b)
4.シェーナ「憐れな私よ、ここはどこなの?」~アリア「ああ、語っているのは私ではない」 K.369
5.セレナード第9番 ニ長調 K.320「ポストホルン」から第3、4楽章
6.ピアノ協奏曲第5番 ニ長調 K.175 7.協奏曲楽章「ロンド」 ニ長調 K.382
8.歌劇「ルチオ・シルラ」 K.135からシェーナ「私は行く、私は急ぐ」
8.シェーナ 「わが憧れの希望よ!どこなの?」~アリア「ああ汝は知らず、いかなる苦しみの」 K.416
9.交響曲第35番 ニ長調 K.385「ハフナー」から第4楽章
(曲目表記は当時のFM雑誌の番組表に拠りました)

ということで、モーツァルトの手紙からの忠実な復元であると思われる、2002年に東京で行われた北とぴあの演奏会(曲目はここで見られます)から、ピアノ独奏の3曲(うち1曲は即興演奏)を除いたラインナップ(曲順も変更無し)です。まあ、ソロのみの曲をカットしたのは、オーケストラの演奏会だからでしょうね。

指揮は岩城宏之、ピアノは伊藤恵、ソプラノ豊田喜代美、日柴喜恵美という演奏者の顔ぶれです。

このラジオ番組は生中継によるもので、海老沢敏氏が解説をつとめています。まだ聞いていないので解説も丸ごと録音したかどうか不明なのですが、入っていれば、それもなかなか興味津々です。


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2009.08.20

若杉の音源

若杉弘のお棺には長年使っていて書き込みがいっぱいの「ペレアスとメリザンド」の総譜が入れられた、と畑中良輔が朝日新聞に書いた追悼文にありました。

若杉の「ペレアス」。

昨年の演奏会形式上演には行くことができなかったのですが、大分前にN響定期でのやはり演奏会形式の演奏を聴きました。この曲、上演に当たって、シーンをつなぐ音楽が短くて舞台転換のために必要な時間がとれないことが分かり、そこが書き足されているのだそうで(と当時若杉がプログラムで述べていた記憶が)、演奏会形式なら当然舞台転換はいらないわけで、その部分の音楽をカットして「オリジナル」の形に戻して演奏したものでした。若杉らしい。

で、ラジオでも放送されたんじゃなかったかなぁ、と思ってカセットテープの山をひっくり返したところ、ありましたありました。1986年6月19日。ダグラス・アルステットのペレアス、松本美和子のメリザンド、勝部太、岡村喬生、伊原直子、斎藤昌子、高橋修一、村田健司。懐かしいです。

他にもケルン放響を率いての凱旋公演のマーラーの5番('80)とか、同オケとの3番('79)(これはヘッセンでのライヴ)、東京芸術劇場オープニング公演のベートーヴェン第9など('90)、N響定期でワルター・クリーンと協演したk.595とブルックナーの9番('89)なんてところが見つかりました。

順次パソコンに落としてiPodでも聞けるようにしておこうと思います。もういい加減テープの劣化が進んでいるだろうし。

ついでに、と言っては何ですが、プレートル/パリ・オペラ座管の88年の来日公演とか、カラスが74年に来日したときのディ・ステファノとのジョイント・リサイタルなんてものも拾い出してきました。後者は聞くのもちょっと辛いモノがありますが。

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2009.08.02

7月の歩行記録

7月の歩行記録です。

歩数 34918511264
消費カロリー 13682kcal441kcal
歩行距離 226.86km7.31km
(  )内は1日平均

今月も無事に?1日平均1万1千歩超を記録しました。時々7~8000歩にとどまる日もあるのですが、1万5000歩超という日もあって、まあまあ楽勝という感じでした。この調子でいきたいものです。

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