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2009.09.13

ヴァイオリン・ソナタ・コレクション/ピエール・ドゥーカン

Doukanピエール・ドゥーカンといっても、ワタクシの場合名前が頭の片隅にあるかなぁ、というのが正直なところでした。今回タワーから復刻されたCDも、前々から再発を待ち望んでいたなんてことはなかったのですが、コレはなかなか良いものです。望外と言ったら自らの不明を晒すことになるわけですが。

収録されているのは、ラヴェル、ルーセル(第2番)、フランク、フォーレ(2曲)、シューマン(2曲)、グリーグ(第3番)の8つのヴァイオリン・ソナタ、それからラヴェルの、フォーレの名による子守歌とツィガーヌです。フランス近代の名曲と肩を並べる形でシューマンを入れているのが興味深いですが、フランスにはシューマンの演奏の伝統があるように思います。「知的」で「精確」、「透明」なアプローチが存外曲と合っているせいなのでしょうか。そういえば、エラートからは良いシューマン室内楽全集のセットが出ていました。

さて、今フォーレまで聴き進んできたところですが、粘ることのない自然で清潔な演奏で、したがって(と言って良いのかどうか分かりませんが)必要以上に声高に何かを押しつけてくるところのない、しかし、言うべきことはきっちりと言っている印象を受けます。喋り方が高圧的な感じを与える人よりも、淡々と語る人の話に、より注意深く聞き耳を立てているということはあるものですが、そうした喩えを思いつくような演奏です。

こういったものを復刻して貰えることはありがたいことです。しかもCD3枚で2500円という価格で。

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Comments

喩えって…なんだろう…?

Posted by: BlogPetのpiong | 2009.09.14 at 02:13 PM

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