FC東京 ナビスコカップ優勝
戦前の川崎有利(どころではなかった)下馬評を覆して、FC東京がナビスコカップ決勝戦に勝利しました。2004年の前回優勝時にはフランスにいたので、スタジアムで喜びを味わうのは、ワタクシにとって初めてのことでした。ちなみに、東京はJ1リーグ優勝も天皇杯優勝もないので、タイトルはこのナビスコ2つだけです。
試合を振り返ったりはしませんが、いくつかの点だけ。
鈴木が本当に献身的に走り回っていたのが印象的でした。カボレがいなくなり、石川が怪我をして、この人は変わりましたね。
米本って、いつの間にか「ミドルシュートがある」と放送でコメントされるようになっていて、ホントかよと思っていたのですが、大舞台での無回転シュートには驚きました。不意打ちっぽかったけれど。ま、まさにミドルってそういうものか。しかし、ニューヒーロー賞とMVPと両方とって、ナビスコ製品2年分ってなんか笑えます。
米本は「社員」浅利を目標にしていると繰り返し発言していますが、浅利は逆に米本がこれだけやれるから、ということでは引退を決めたという話も聞きました。浅利はこの日のベンチ入りから外れたことで、ロッカールームで号泣したそうです。城福監督が優勝報告会で披露していました(「2004年はジャーンの涙で勝ちましたが、今年は浅利の涙で勝ちました」って)。
その浅利のユニフォームを、表彰式では藤山が着ていました。藤山は今シーズン限りで東京ガス時代から18年戦ったチームを離れることになっています。ベンチ入りはしたのですが、出場の機会はありませんでした。3人目の交替で出てくるかなとも思っていたのですが、監督は高さのある佐原を最終ラインに入れる布陣を選択しました。佐原は決勝の相手、川崎フロンターレからのレンタル移籍の選手です。
ユニフォームといえば、羽生はやはり表彰式でカボレのユニフォームを着ていました。準決勝まで共に戦ったカボレ、チーム事情が影響したカタールへの移籍だと理解していますが、カップを勝ち取った仲間です。
試合後には藤山、浅利の胴上げ、カボレコールもありました。藤山が深々とファンに頭を下げていたのが印象的でした。
味スタでの優勝報告会は、戦列を離れてリハビリ中の石川の挨拶で締めとなりましたが、「藤山や浅利と一緒にやりたいから、天皇杯には戻ってきます」とのことでした。期待!
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