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2010.01.14

スイトナーのビゼー/ウェーバー

Rimg0006昨日も書きましたが、ビゼーの交響曲についてつい4日程前にクラヲタ人さんがエントリーを上げていらっしゃったんです。それはミュンシュの演奏を取り上げたものだったのですが、ワタクシはスイトナー盤が好き、というコメントを付けさせてもらいました。そうしたら、その直後に彼の訃報に接してしまうとは。。。

この演奏、CDではDENONのCRESTシリーズでも出ていますし(197)、ドレスデン・シュターツカペレとの録音ばかり集めた10枚箱の輸入盤にも含まれていますから、入手は難しくないはずです。
が、このLPと同じジャケットでのCDは見たことがありません。これ、演奏ももちろん好きなんですが、ジャケットが良いんですよねぇ。ともに現在ではその名からまずは有名オペラが思い浮かべられる2人の交響曲、ともに若書きで瑞々しい魅力にあふれる曲、そして2曲ともハ長調。こんな両曲のカップリングにふさわしい、上下シンメトリカルな風景写真とセンスの良い文字の配置でのデザイン。素晴らしいです。

ビゼーが17歳、ウェーバーが20歳の時にそれぞれ作られたこれらの曲は、沸き立つような心持ちでありながら、それを「交響曲」という枠の前で、まずは形をきちんと作ろうとする、しかし、どうしても溌剌さはそこには収まりきらない、という趣、しかし、ビゼーには隠しようもない地中海の風がそこかしこに吹いていますし、ウェーバーも既にシュヴァルツヴァルトの入り口くらいまでは来ている感じ。そして、そのようなこれらの曲の特長を本当に見事に描き出しているのが、この演奏です。基本的には折り目正しい(響きが端正なのとフレージングが清潔だから)のですが、リズムが生きていて無邪気に駆け回ること自体が楽しいので駆け回っているようです。

そういえば、ウェーバーの交響曲というのはそれほど多く録音があるわけではないと思うのですが、サヴァリッシュもシュタインもいれています。ドイツ派巨匠が揃っていた(ああ、過去形です)N響名誉指揮者陣の面目躍如と言ったところでしょうか。

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Comments

本当、その昔の大功労者であるローゼンシュトックはともかく、カイルベルト(にはワタクシは間に合いませんでしたが)、マタチッチ、そしてこの3人衆らがN響でドイツものをバリバリやっていたのって考えてみればとても贅沢な時代でしたよねぇ。やはりあのころが良かった、とワタクシも思いますです。。。

Posted by: ガーター亭亭主 | 2010.01.18 at 01:29 AM

こんばんは。
出張しておりまして、ご訪問が遅れてしまいました・・・。
名匠の逝去とに伴って、時の流れと若くない自分をも思い、とても重く受け止めてます。
かなりおセンチになってます。

このビゼーのジャケット、ほんとにセンスがいいですね。
オイロディスク盤ですね。
スイトナーは、グリーグの名盤もあったりで、思わぬレパートリーを保持してました。

地中海の風に、シュヴァルツヴァルト、いずれも言い得てますね。素敵な表現に思います。
そして、ウェーバーは三人衆がそろって録音してたんですね。
脱ドイツを図りつつあるN響ですが、やはりあの頃がよかったです。。。

追悼番組の記事も拝見しました。
しっかり手帳に書き写し、録画怠りないようにしなくてはりませぬね!
TBともども、ありがとうございました。

Posted by: yokochan | 2010.01.16 at 12:40 AM

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