ルイージ、ドレスデンを辞任
ニューヨークタイムスの記事によると、ルイージは、昨日(2月4日)ドレスデンのポストを辞任したとのことです。昨年の秋に書いたように彼はドレスデンとの契約を更新せず2012~2013のシーズンからはチューリッヒの監督へ移ることが決まっていたわけですが、ドレスデンでの任期を2年以上残しての辞任となりました。
電話でのインタビューにルイージが答えたところでは、今年のジルベスターコンサートを、楽団が音楽監督である彼に相談もなく、ティーレマン(2012年からルイージの後任となることが決まっている)の指揮で行うことを決定し、そのやり方に異議を唱えても話し合いを一方的に打ち切ったため、このようなやり方をするドレスデンとは仕事を続けていくことが出来ないと判断するに至った、とのことです。そして、このコンサートの企画については、ドイツのNHKとも言うべき(あってるかな?)ZDFがドレスデンに持ちかけたもので、決定に至るまで自分は蚊帳の外であった、と。
アメリカの新聞らしく、ティーレマンが第2のフルトヴェングラーとも呼ばれていることを紹介して、今回の出来事を国粋主義的な観点からの決定ではないのかと言うことを臭わせ、また、ルイージの就任決定時にハイティンクが辞任したことを上げて、アメリカとは違って、政治家、政治権力が運営などに影響力を持つドイツ楽壇の体質からくる根深い問題だ、と論じています。
ルイージの突然の辞任で彼が振るはずだった「指輪」やアメリカツアーは誰の手にゆだねられるのかは明らかではないそうです。
何となくのギクシャク感があったので、やっぱり任期全うできなかったぁという感じです。ドレスデン好きでルイージ・ファンたるワタクシとしては複雑です。。。まあ、オペラハウスの人事ってこういうものか、といえば、それまでですがね。
「音楽」カテゴリの記事
- 大瀧詠一の死に思う(2014.01.04)
- LPを聴いてみました(2012.01.05)
- 「イル・トロヴァトーレ」@新国立劇場(2011.10.11)
- 「パルジファルと不思議な聖杯」@新国立劇場(2011.07.24)
- メト来日の「ドン・カルロ」(2011.06.19)
Comments
The comments to this entry are closed.


コメントありがとうございます。
ニューヨークタイムスも、ドイツの政治家の動向は書いてもそこは書けなかったか。。。
Posted by: ガーター亭亭主 | 2010.02.18 01:49 AM
ヴァルキューレだけはまだルイージの名前がありましたが、他は別の指揮者に変わっておりました。ドレスデンの人事、これでハイティンクに続いてのしくじりですね。ただ、ルイージとティーレマン、同じ事務所だから…。
Posted by: ぐ。 | 2010.02.16 08:21 AM