はやぶさ
JAXAの調布センターで、はやぶさが公開されると聞き、行って参りました。
かなりの行列を覚悟していったのですが、11時頃に着くと特に待たずに館内へ。館内には相当の人が居ましたが。帰りに警備の方に聞くと、開館(10時)前にはかなりの列が出来ていて、テレビで取り上げられるから明日はかなり来るんじゃないか、とのことでした。
カプセル(外側)は、エンジニアリングモデルという実際に宇宙に行っていないものが展示されていましたが、その中身である何とかモジュールとか搭載電子機器とかパラシュートとかは、長旅をしてきたそのものです。直径30センチくらいで、よくまあ、こんな小さいものが遠くまで行って帰ってきたなぁ、と感慨深いものがありました。
で、一度小惑星イトカワの上で地球と音信不通になりながら、それが発する微弱電波を再び捉えることに成功して帰還となるという劇的な展開もありましたが、「はやぶさ君」と呼ばれて擬人化されるのは、やはり日本人の伝統的な感性だな、という気がします(揶揄とかしているのではありません、念のため)。ちょっと前だったら「はやぶさ神社」が出来たことだと思います。
西洋の妖怪って人起源(?)であるのに対して、日本にはモノ起源(?)のものがある、と聞いたことがあります。唐傘お化けとか一反木綿とか。そういう感性です。アニミズム、八百万の神とかに発するものだと思いますが。針供養とか包丁塚とか。
古代ローマみたいなところはどうなんでしょうね、多神教の。
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