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2011.03.16

計画停電

東京電力管内で14日から行われている計画停電、発表が遅くて準備が出来ないとか、停電すると思って準備したら停電しなかったとか、色々と不満の声が上がっています。確かに、翌日の朝から行う、という13日の夕刻の発表はかなり急で、電気が止まったら生命に関わるような人たちのことを本当に考えていたのか、と疑問に思う部分はあります。また、当初は被災地まで停電の区域に入っていた(後に対象外)とか、鉄道会社との協議が十分に行われず交通に混乱を招いたとか(主として初日の14日)、そういう不手際もありました。また、対象区域のグルーピングの一覧表にミスがあったり、変更(?)があったり、東電ウェブサイトにアクセスできないとか、情報が錯綜もしました。

ただ、なぜ計画停電を行うのかという考え方とどのように実施するのかということをもっと分かりやすく説明して伝えることが出来たなら、多くの批判は起きないと思うのです。
つまり、東京電力だって止めたくて止めるわけではない、けれども、計画的に輪番で停電させる方が、いきなり全体がダウンするよりはまし、という考え。そして、できれば停電は最低限に抑えたい(社会的影響が大きいから)、だから、電力の需給の予測を行って停電の対象、時間帯を予告するけれども、リアルタイムに近い形で需給をモニターして、そしてギリギリのところで最小限の停電だけを行う、なので、予告した範囲で停電の可能性はあるから準備はお願いしたい、けれども自分たちもなるべく停電は起こさないように努力をするし、皆さんも節電をして頂ければ、実際には停電を回避できる可能性が高まるのでよろしくお願いしたい、ということを(多分こういうことなのだと思いますが)、明確に分かりやすく繰り返し説明することが必要なのでは、と。

そして、停電を回避できた暁には、皆さんのご協力と努力によって停電を回避できました、と、何というか、当事者意識を皆が持つことが出来るような形でのアピールを行うことが大切なのではないか。せっかく「ヤシマ作戦」とか言って盛り上がってもいるわけなんだし。

できれば、需要と供給の当初予測と、需要が下がったので停電を行わなくて済んだという結果をデータとともに発信すればより効果的でしょう。そして、(これは推測ですが)最初は何しろ初めてのことだし、予測しがたい部分も多かったために、必要となる停電量をギリギリまで追い込んだ計画を立てることは難しく、それが日一日と改善できていっている、というようなことも合わせて発表できれば。

たしかに、13日夜の記者会見で、官房長官は「予告した範囲で停電の可能性があるということで、その対象地域のすべてで停電が起きないかもしれないし、対象時間帯の中で最大3時間だがそれも短くなるかもしれない」と言っていたと記憶していますが、私の見聞きした範囲では、事実関係にとどまらずなぜそうなのかというところまでの説明は行われなかったのではないでしょうか。

限られた時間、緊急の事態ですから、それぞれ必死の頑張りを続けている担当の方(広報も含め)を責めるつもりではないのですが、でも、このようなときだからこそ、もっとうまくできればなぁ、と思ってしまいます。こんな曲芸のようなことが出来る管理力、技術力は、世界でもそうそうは無いはずで、とても凄いことをしているだけに、です。

夏場の電力需要が今よりも2000万KWほど多くなる時期には、更に状況は厳しくなることが予想されるわけで、そこを乗り切るには本当に「主体的」に取り組むようにしないと、ならないと。

ところで、電力の供給が停止することを十分な時間的余裕を持って非常に精確に特定、公表してしまうと、その地域が組織的犯罪とかテロとかの対象になりかねないとも思うのですが、それも「計画どおりにいかない」理由だというのは考え過ぎでしょうか。。。

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