音楽家の道(19)~カラス(1)
マリア・カラスの名を冠した"Allee Maria Callas"は、トロカデロから伸びるジョルジュ・マンデル通りの中にあります。
マリア・カラスの名を冠した"Allee Maria Callas"は、トロカデロから伸びるジョルジュ・マンデル通りの中にあります。
忘れた頃にやってくる「音楽家の道」シリーズですが、今回は、ジネット・ヌヴーです。30歳で飛行機事故により夭折したこの天才ヴァイオリニストの名を冠する道は、18区、蚤の市で有名なクリニャンクール地区にあります。長さ200メートル、幅15メートルの通りで、独立した通りとしての開通は1956年ですが、その時から、ジネット・ヌヴー通りと名付けられています。
音楽家の道、4ヶ月ぶりの復活です。ビゼー通りは、ダイアナ妃が亡くなったアルマ橋の辺りと凱旋門広場の間といった位置にあります。
オネゲルと同じ6人組のタイユフールの名を冠した通りも新音楽院のすぐ近くです。
前回取り上げた新音楽院の近くにはやはり音楽や音楽家にちなんだ通りの名前が多くあります。今回はオネゲル。
その名も「新音楽院通り」です。パリ北東部の外れ、19区のラ・ヴィレット内にパリのコンセルヴァトワール(音楽院)が移転したのはもうそろそろ20年以上前のことになるでしょうか。その音楽院の建物の裏手の通りの名前です。
モーツァルト通りの開通は1867年のことです。当時は、avenue Mozart ではなく rue Mozart と呼ばれていたとのことです。一般的にrue よりも広い通りを示すavenueに改名されたのは1911年のことです。
高級住宅街であるパッシーに通じる16区の中央に位置するこの通りは、1180メートルの堂々たる通りです。上に掲げた写真にあるように、141番地という大きな番号が付いていることからも分かると思います。
前回のバーンスタイン広場のほど近く、シネマテーク・フランセーズを挟んで反対側にガーシュウィン通りがあります。
アメリカつながりでの命名ということでしょうか。
と、これだけではあんまりなので、少しおまけです。
このシリーズ、ご無沙汰しております。久方ぶりの「音楽家の道」シリーズ。今回はシリーズ中最年少(の筈)のバーンスタインです。
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